夏は乾燥し、冬は湿潤な気候を好む植物の実。栽培が盛んなスペインでは、良質なアーモンドパウダーを使った焼き菓子「ボルボロン」がクリスマスの定番。フランス語ではブールドネージュ、英語ではスノーボール。
豆乳は、自作するなら大豆が旬である今の時期がおすすめ。熱々のストレート豆乳はデニッシュや甘めのパンとも好相性。冬の朝食にぜひ。
暦の上では小雪を過ぎ、いよいよ寒さが身にしみる頃。風邪予防や風邪の症状の緩和に用いられている、ホールスパイス、クローブを入れたホットドリンクで冬を元気に乗り切ろう。
魚介のスープに欠かせないハーブ。秋蒔きのものが初冬まで収穫できるので冬の入口にぜひ使ってみたい。
その年の気候によって味わいが左右される、繊細なオイル、オリーブオイル。日本で摘みたて搾りたてのフレッシュなオリーブオイルを味わえるのは限られた期間だけ。
夏に花を咲かせ、秋にびっしり実ができる、ごま。中でも黒ごまは、抗酸化作用や視力を守る働きがあるアントシアニン、そして鉄分が含まれていることが特徴。色が濃く、粒のそろったものを選ぶとよい。
北陸の高級魚として名高く、白身のトロとも呼ばれている、通称「のどくろ」。旬の時期には諸説あるが、“熱を通しても硬く締まらない”という特性を活かして、シンプルな塩焼きや鍋を楽しむなら今の時期がオススメ。
洋梨は、秋に収穫後、1か月程度適温で保存する追熟期間を経て市場に出回る。ラ・フランスは今頃、ル・レクチェは12月以降に食べごろを迎える。
心機能、筋肉の機能を正常に保つミネラルの宝庫、とろろ昆布。温かな汁物がふと食べたくなる季節に常備しておきたい。
秋に出回る赤唐辛子、今の時期に一年分の唐辛子を干して、せっせと瓶に保存しておこう。防虫効果もあるため、米びつにも数本入れておくのもいい。