日本の避暑地は外国人が作り上げてきた。避暑地の国際性を醸成してきたのは、日本流のおもてなしをもって外国人を迎え入れたホテル群だった。今日ではクラシックホテルと呼ばれる、歴史ある避暑地のホテルに、観光の国際化とその時代の空気をみる。
日本の山を世界に伝えたひとがいた。
栃木県・日光は明治以降、外国人たちの避暑地として栄えた。東京の夏の暑さを避けるため、駐日外交官たちが中禅寺湖の湖畔を別荘地としたのだ。それから100 年以上の月日が過ぎた今もなお、日光は外国人観光客に愛されている。
しまなみ海道をロードバイクで駆け抜ける、一泊二日の島旅へ。地域のおだやかさと新しい魅力が共存する、生口島の瀬戸田を訪れた。
古代から山は生と死の境界、他界と考えられていた。修験道の聖地で、生まれ変わりを擬似体験する二泊三日の山旅へ。
瀬戸田の小さな焙煎所で、地球にやさしい一杯のコーヒーに出合う。
瀬戸田港の目の前の宿〈SOIL Setoda〉に滞在。1Fの〈MINATOYA〉では、山と海の恵みを味わう体験を。
レモンをはじめ柑橘栽培が盛んな生口島。旅の途中、偶然出会った2人の生産者に畑を案内してもらうことに。
庄内の景色を見渡せるスイデンテラスに宿をとろう。
〈Backpackers’Japan〉を設立し、蔵前の『Nui.HOSTEL & BAR LOUNGE』や馬喰町の『CITAN』、日本橋の『K5』など話題のホテルを展開してきた本間貴裕さんと、彼と一緒に仕事をしてきた福島弦さん。彼らが、この厳しい時代に新会社〈SANU(サヌ)〉を設立した。そのミッションは「人と自然が共生する未来を創る」ことだという。その第一弾となるプロジェクトの発表直前、二人に新たな挑戦の意図を聞いた。