日本の避暑地は外国人が作り上げてきた。避暑地の国際性を醸成してきたのは、日本流のおもてなしをもって外国人を迎え入れたホテル群だった。今日ではクラシックホテルと呼ばれる、歴史ある避暑地のホテルに、観光の国際化とその時代の空気をみる。
日本の山を世界に伝えたひとがいた。
栃木県・日光は明治以降、外国人たちの避暑地として栄えた。東京の夏の暑さを避けるため、駐日外交官たちが中禅寺湖の湖畔を別荘地としたのだ。それから100 年以上の月日が過ぎた今もなお、日光は外国人観光客に愛されている。
〈Backpackers’Japan〉を設立し、蔵前の『Nui.HOSTEL & BAR LOUNGE』や馬喰町の『CITAN』、日本橋の『K5』など話題のホテルを展開してきた本間貴裕さんと、彼と一緒に仕事をしてきた福島弦さん。彼らが、この厳しい時代に新会社〈SANU(サヌ)〉を設立した。そのミッションは「人と自然が共生する未来を創る」ことだという。その第一弾となるプロジェクトの発表直前、二人に新たな挑戦の意図を聞いた。
国内初の銀行の別館として建てられた築97年の建物を改修し、マイクロ複合施設『K5』が誕生した。Perfectday03号で出会った〈Backpackers' Japan〉本間貴裕を含む3名の仕掛け人のもと、〈kabi〉や〈Brooklyn Brewery〉などのチームが集まった空間の全容を紹介しよう。
山伏の坂本大三郎さんに「山の道」について寄稿してもらった。ケモノと猟師と聖者が踏み固めた山の道が、いま失われつつある。
獅子が寝そべる姿に似ていると言われる、ライオンロック(標高495m)へのナイトパトロール。眼下には尖沙咀(チムシャーツイ)や九龍湾が広がる。山とビル、夜景との距離感は、世界中でもここ香港でしかあり得ない。
中世と未来が共存するエストニアへ。
長野県白馬村にある客室5室のみの小さなホテル。 そこではフィン・ユールの家具と共に、贅沢なひと時を過ごすことができる。