世界の自転車レースといえば、すぐに思い浮かぶのがツール・ド・フランス。約3,300kmに及ぶ距離、高低差2,000m以上のコースを23日間の日程で走行するレースとして、最も有名なレースですよね。この数字を観るだけでも相当過酷な大会であることはよくわかりますが、テレビ中継などを観れば、選手たちの表情から想像を遥かに超え筆舌に尽くしがたいほどの限界にチャンレンジしていることがわかります。
ところが、同じフランスを舞台にしたもう一つの自転車レースがあるそうです。メガアバランチと言うこのレースは、高度3,300mのアルプス頂上の氷河地帯からスタートし、ツール・ド・フランスでも有名なラルプ・デュエズを、大きな岩や1828mの垂直落下を避けながら、ゴールを競うダウンヒルの大会。プロ、アマ関係なく参加できますが、ダウンヒル・コースと謳いながらも、クロスカントリー的なMTBの基礎的なスキルーー強さ、器用さ、持久力、自転車のメンテナンス知識と技術などなどが必要とされています。もちろん肉体的な強さは当然のこと、精神力も問われるでしょう。
走行するトレイルは15~25kmですが、高低差は2~3km。その過酷さたるや……多くを語るより、上のムービーを見てください。
走る、下る、というより……いかに進むか、というほどのレースですよね?
ツール・ド・フランス同様、onyourmark的にぜひ押さえておきたい、レースでしょう!
(news.com.auより/リサーチ 坂野晴彦)