しんしんと雪が降り積もって、寒さが一段と身にしみる季節になりました。
そんな真冬の寒さをほっこり楽しめてしまうようなステキな催しをご紹介します。
「地上で読む機内誌」がコンセプトの旅の雑誌PAPERSKYが主宰するPAPERSKY Mountain Clubでは、山形県の名峰・月山の山麓に位置する月山志津温泉を舞台に、自分の手でかんじきを制作し、作ったかんじきを履いてスノートレッキングを楽しむイベントを開催。
かんじきは古くから日本の雪国で使われてきた道具で、靴に取り付けることで表面積が広くなり、深雪に潜りにくくなります。イベントの予定は次の通り。
【1日目 ワークショップ】
地元のかんじき作りの名人に作り方を教わりながら、クロモジの木を使って伝統的なかんじきを制作。
夜は雪原でスノーキャンプを楽しみます。テントや寝袋も用意されるので、はじめての方でも気軽に参加できます。
【2日目 スノートレッキング】
山形県在住の鷹匠の方をガイドに、自作したかんじきでスノートレッキングへ。
かんじきを制作し実際に使うことで、山形県に息づく山の文化や山で生きる人々に触れ、古くて新しい山と人との関わりを発見するきっかけにもなりそう。
食事は老舗旅館「変若水の湯つたや」にて、地元の食材を使った心温まる郷土料理を。
イベント当日、月山志津温泉では雪まつり「雪旅籠の灯り」が開催されています。
6メートルもの豪雪を利用して、雪の旅籠で昔の街並を再現。雪と灯りが織りなす幻想的な空間にアイスバーも登場します。山形の文化とスノーキャンプ&トレッキングを同時にたのしめる旅です。
また、参加者にはもれなく、世界中の登山家に愛用されるスマートウールソックスをプレゼント。
山と人との新しい関わり方を発見する1泊2日のショートトリップ、ぜひ体験してみてください。
PAPERSKY Mountain Club 「カンジキーング・イン・山形 —月山」
日時:2012年3月3日(土)〜4日(日)
集合:3日9時15分 JR山形駅西口霞城セントラル前
解散:4日15時30分頃 JR山形駅(解散時間は状況により変更する場合がございます)
参加費:25,000円(実費。かんじき作りワークショップ参加費、シュラフ・マットレンタル料、食事、バス運賃、保険料込み)
※現地までの交通費は、各自ご負担ください。
シュラフ・マットをお持ちの場合、参加費は20,000円です。
応募方法:メールタイトルを「カンジキーイング・イン・山形 参加希望」とし、住所・氏名・年齢・性別・当日連絡先・メールアドレス・交通手段・緊急連絡先・緊急連絡先氏名・レンタルの有無をご記入の上、contact@khmj.comまでお申し込みください。
締め切り:2012年2月22日(水)
問い合わせ:PAPERSKY Mountain Club「カンジキーング・イン・山形」事務局(contact@khmj.com)
協力:
Urban Research Doors
Haglofs
Ortik
Smartwools
PAPERSKY Mountain Club
月山とは・・・
(1984m)
山形県のほぼ中央部に位置し、東北を代表する名峰。古くから、羽黒山、湯殿山とともに出羽三山のひとつに数えられ、羽黒修験の山として知られてきました。現在では、春は山スキー、夏は残雪と高山植物の宝庫として知られています。山麓の月山志津温泉はおよそ350年前から湯殿山詣での行者宿が立ち並ぶ村。出羽三山へ登る玄関口として、行者はもちろん多くの登山者に親しまれています。
(文 小矢島一江)