東京マラソンに引き続き、先日の名古屋ウィメンズマラソンも大きな盛り上がりだったようです(onyourmark編集部からはkoyajidogが参加しましたので後日掲載のレポートをお楽しみに)。さて、今日は名古屋ウィメンズマラソンに合わせて、ナイキから発表されたニュースをご紹介します。
「Nike+」といえば、いまや、世界で最も多くのユーザーが使用しているフィットネス・ソフトウェアと言えます。これを搭載したランニング・ウォッチ「Nike+ SportWatch GPS」が日本でも発売されることになりました。既に昨年アメリカやイギリスなどではリリースされていましたが、日本でも発売を待ち望む声が多かっただけにこれは嬉しいニュースです。まずはプロモーション動画をご覧下さい。
ナイキ社とオランダTomTom社の共同開発による「Nike+ SportWatch GPS」。その特徴の一つは、洗練された機能美です。普段使いしたくなるようなデザインと、見やすいインターフェイス、操作も驚くほどシンプルで簡単です。例えば、ランニングを開始するときは、パネルをポンと叩きます。タップ操作と幾つかのボタン操作だけで全ての操作が行えるので、機能が多すぎて使いこなせない…なんてこともありません。
モバイル・フォンのGPSを利用した従来の「Nike+」アプリとの違いは、高いGPS技術を持つTomTom社のナビゲーションとマッピング機能を搭載している点と、「Nike+」のセンサーとの併用が出来る点です。GPSと、シューズに取り付けるNike+センサーを併用することで、GPSの及ばない場所、例えばトンネルの中やトレッドミルなどを走っていても、データを計測し続けることが出来るのです。センサーの補正(キャリブレーション)はGPSデータを使って自動的に行われるとのこと。難しい設定は不要のようです。
ワークアウトを終えたら、バンドの端にあるUSBコネクタを直接コンピューターに繋ぐことで、ワークアウトのデータをオンライン上(nikeplus.com)にアップロードすることが出来ます。nikeplus.comでは、自分の走ったルートやトレーニング内容を確かめたり、TwitterやFacebookでランニングデータを公開したり、仲間同士でチアアップしあったり、とモチベーションのアップにもなりますね。
私自身、iPhone版の「Nike+ GPS」を使用していましたが、iPhoneは走行中にはやや重さを感じますし、雨や汗に強いとは言えません。その点「Nike+ SportWatch GPS」は重量が66gと軽く、防水機能があるので雨の日でも汗を大量にかく夏でも安心して使用できます。また、時計単体でマッピング機能が働くので海外でランニングする場合にも良いですね。バッテリーはUSB経由でフル充電には2時間、そして連続使用時間は9時間とのことです。また、オプションになりますが、心拍センサーをモニターすることも可能とのことです。
「Nike+ SportWatch GPS」正式発売は2012年3月30日の予定ですが、既に名古屋ウィメンズマラソンのエキスポのナイキブースや、NIKE RUNNING STORE スポーツクエストでは3月9日より先行発売されています。
「Nike+ SportWatch GPS」(ナイキプラス スポーツウォッチ GPS)
価格: 20,790円(税込)
nike running
nikeplus.com
(文 肥後徳浩)