名前:浅井弘樹 HIROKI ASAI
生年月日:1975年12月21日
年齢:36歳
職業or所属:会社員
twitter:@asahirorama
Facebook:浅井弘樹
やっているスポーツ:オープンウォータースイム(4年)、ウォーターロックラグビー(3年)、ロードバイク(2年)、トレイルランニング(3年)、トライアスロン(6年)、水泳(高校まで)
お気に入り:ARENA タフスーツ(水着)、Aqua Sphere Eagle(ゴーグル)、Anchor RFX8(ロードバイク)
やってみたいスポーツ:スラックライン、パラグライダー
会社員として働きながら、スイマーの聖地と言われるドーバー海峡の単独横断遠泳に初挑戦し、見事、日本人15番目の成功者になった浅井弘樹さんの登場です!「大学時代に所属していたトライアスロンチームの先輩に、泳ぐぞと誘われたのがきっかけです、先輩の命令は絶対ですから(笑)。最初は6人のリレーを想定していたのに人数が集まらず、その話は流れてしまったのですが、自分はすっかりその気になっていたので、単独での挑戦を決めました」。直線距離は34kmのところ、潮流がきついため蛇行を余儀なくされ、水温16度前後の荒波の中、13時間50分かけて、50〜60kmも泳ぎきったという浅井さん。2年の準備期間の間に、都内から鵠沼海岸に引っ越し、出勤前の1時間を海で泳いだり(ウエット着用は公式記録にならないので、真冬も海パン一丁で!)、挑戦に耐えうる皮下脂肪をつけるために、15キロも体重を増やすなど、全霊を傾けて本番に備えたそうです。「実は泳いでいる間の補給食も、手作りのものにこだわりたくて、新潟の田んぼで自分で栽培した米と仕込んだ麹を持ち込んで甘酒を作ったんです。甘酒は飲む点滴と言われるほど、栄養価の高いものなので。ただし、カロリーが低いので、思っていた以上にガス欠になって、泳ぎきった時には人生で一番ボロボロになった自分がいました(笑)。人がやっていないことをやりたいという気持ちが、モチベーションになるんですよね。他人と競うよりも自分のペースで、自然を相手に挑戦したいので、トレランも大好きです。いつか自然の中で、自給自足の暮らしを実現できたらと思っています」
(撮影 村松賢一)