名前:染谷野委 NOI SOMEYA
生年月日:1984年6月1日
年齢:28歳
職業or所属:ダンサー(バレエシャンブルウエスト)
やっているスポーツ:クラシックバレエ(24年)
やってみたいスポーツ:ボルダリング、ヨガ
スラリと伸びた躯体を生かして、プロのバレエ・ダンサーとして活躍する染谷野委さん。しなやかな手足は天賦のものかと思いますが、身体を維持するためにプロならではの苦労もあるそうです。「もともと姉がバレエをしていたのですが、小児喘息だったこともあり、身体を動かすために自分もバレエを始めました。子供の頃はいやいや通ってたのですが、舞台にでること自体は好きだったんですよね。大学は普通に進学したものの、就職活動の時期に、文化庁の若いダンサーの支援プログラムに応募して、それがプロになるきっかけとなりました。プログラム期間の400日は、日本に帰国することも許されず、真摯にバレエと向かい合うことができたんです。また、アメリカ人のダンサーは日本人より体格がよくて持ち上げるのが重いんです(笑)。なので、レッスンのあとは肉を食べて、プロテインを飲んでパンプアップし、意識して身体を作っていました」。23歳でプロデビューをした染谷さん、所属するバレエシャブルウエストのソリストとして活躍するほか、外部の招待ダンサーとして舞台に立つ中で、最近特に、自分の身体の変化を感じているそう。「やはり30歳を前にして、怪我が治りにくくなったり、筋肉の衰えを感じてきて、体幹トレなどは特に念入りにやっています。プロとしては身体の変化をコントロールしていかなければ、未来はないので、タンパク質をしっかり摂るようにするなど、食生活にも気を使うようになりました。将来的には、ダンサーとして舞台に立つのはもちろんですが、振り付けをしてみたいですね。クラシックバレエの経験の中で、コンテンポラリーの要素も取り入れつつ、自分流の表現をできたらと思っています」
(撮影 村松賢一)