「ALWAYS IN BETA」、この言葉はニューバランスが新たに打ち立てたプラットフォームのコンセプト。“常に進化を求めるBETA(ベータ)版であり続けること”という意味を持っています。今後、ニューバランスの軸となっていくこの提言は、プロダクトへも着実にアウトプットされているようです。
先日、私たちonyourmark編集部(松田編集長・久恒・荒川)は、ニューバランスがメディア向けに開催した体験型イベント『「VAZEE」FEEL THE SPEED NIGHT』に参加。「ALWAYS IN BETA」のコンセプトを担う、新ランニングシューズ VAZEEを体感してきました! 当日のレポートとともに、スピードを求めるすべてのランナーに向けたシューズVAZEEの特徴をお伝えしたいと思います。
※ニューバランス 公式HPでは、当日の動画レポートも公開されています。ぜひチェックしてみてください。→VAZEE FEEL THE NIGHT 動画レポート
イベントは、「ALWAYS IN BETA」そしてVAZEEのプレゼンテーションからスタート。まずは「ALWAYS IN BETA」についての説明とともに、総勢17名の契約選手が登場する迫力の動画が上映されました。
パフォーマンス分析機器 Opt Jumpで、VAZEEのスピード効率を証明
続いては、VAZEEの説明へ。今回、発表されたVAZEE(バジー)シリーズ、印象的なこのネーミングはフランス語で「Go for it = 走り抜けろ」という意味を持ちます。レスポンシビリティ(反発弾性)テクノロジーが最大の特徴となる同シリーズは、誰もが、楽にスピードに乗れるようにと開発されたのだそう。“楽にスピードに乗れる”とは、一体どういうことなのだろう? というわけで、この日は、そのスピード効率を証明するべく、パフォーマンス分析機器『Opt Jump』を用いた比較計測が行われました。
Opt Jumpとは、設置面から3mmの高さに約1cm間隔で配列された光学センサーにより、走る・歩く・跳ぶ・止まるなどの運動パフォーマンスのデータを、リアルタイムに収集・分析するシステム。ランの場合は、ブレーキ局面、フラット局面、蹴り出し局面をそれぞれどのくらいの比重で走っているのかを計測し、スピードの決め手となる、ストライド×ピッチを測定することができるということ。この日は、Opt Jump の研究協力をされている龍谷大学教授の長谷川裕さんに計測結果を解説してもらいました。
計測は、スローランニングをコンセプトにしたニューバランスのシューズM1040と、VAZEEをそれぞれ履いてモデルが走る、という方法で行い、その比較データを検証。結果は、VAZEEを履いた場合のほうが、ブレーキ局面が顕著に少なくレスポンス性が優れていることがわかりました。ブレーキ局面の割合が少ないほど、ロスの少ない走り方をしていると言えるのです。
■ Opt Jumpによる計測結果
ブレーキ局面:かかとが地面に着いてから足裏全体が着くまでの割合
フラット局面:足裏全体が地面に着いている割合
蹴り出し局面:かかとが地面から離れ、つま先が離れるまでの割合
▼VAZEE
17.5%(ブレーキ局面)、33.4%(フラット局面)、49.1%(蹴り出し局面)
▼M1040
24.3%(ブレーキ局面)、27.8%(フラット局面)、47.9%(蹴り出し局面)
「もっと速く走りたい」という願いを叶える、ランニングシューズVAZEEを体感
VAZEEのスピード効率が実証されたところで、私たちもいざ、トライオン! VAZEEシリーズは次の3タイプ「VAZEE PACE(バジー ペース)」、「VAZEE RUSH (バジー ラッシュ)」、「VAZEE COAST (バジー コースト)」がありますが、この日はPACEとRUSHの2チームにわかれての試走&トレーニングでした。
ランダムに振り分けられたチームでしたが、がちランナーの松田編集長、荒川の2人はPACE。ランナーというにはまだ早い私(久恒)はRUSHに。PACEはVAZEEの中でもレースにも対応するスピードモデルのため、スピードランニング中心のメニュー。RUSHはランニングをはじめトレーニングやフィットネスなどにも対応するモデルのため、ランニングとサーキットトレーニングを行いました。
そして、最後には、両チームをミックスして10チーム対抗のサーキットレース! スキップ、ジャンプなどをコースに組み込み、短いながらも意外とハードなレースに、会場は熱狂しました。
実際に、VAZEE(RUSH)を履いてみて、特に感じたのはアッパーの軽量性とソールの反発力、レスドロップによる軽快な足運び、でした。いきなりスピードを意識して走ると、“つんのめる”現象が起こることがありますが、トゥスプリングの構造のおかげか、スムーズに足を運べる気持ちよさがありました。個人的には、普段、スピードはあまり意識せず大体いつも同じペースで走っていますが、効率よく速く走れるに越したことはないわけで。このシューズが、向上心が欠けている私のランニングスピードを後押ししてくれるのなら、たまにはペースをあげて走ってみようと、少しその気になったのでした。
※VAZEE FEEL THE NIGHT 動画レポートも公開中。
より良い自分へと進化する。「ALWAYS IN BETA」、それは、きっと大それたことではなくて、いつもより少し速く/長く走ってみるとか、ときには遠回りして歩いてみるとか、ちょっとしたチャレンジと気の持ちようでもよいのだと、私なりに解釈させていただいた次第であります。
そんな、「挑戦し続ける日常」を応援するニューバランスの新たなスローガンをかたちにした、ウェブコンテンツ「FIND YOUR BETA」が、オープン。登場するのは、ミュージシャン、モデル、スタイリストなど、さまざまな分野で活躍しながら、日常的に“走る”5人の女性たち。その一人ひとりのドラマが伝わってくる内容です。彼女たちが走りに求めるものはなにか? その先にみえる自分の未来像とは? ぜひ記事を読んでみてください。
VAZEEについて
VAZEEシリーズの特徴
1.軽量で反発弾性があるフォーム
2.速く走るために必要な屈曲性と快適な重心移動を提供する幾何学のアウトソール
3.ワンピースのミッドソールが効率の良い乗り心地を実現
4.トゥスプリングの巻き上げは次の移行をスムーズに
5.足全体を包み込みながら蹴り出せ、足とシューズの一体感が得られるブーティー構造
6.ソフトで十分なホールド感をもたらす蛇腹織ヒールカウンター
■ レースにも対応する「VAZEE PACE(バジー ペース)」
最もスピードを求めるランナー、トレーニング向け。前後差 6mmのレーシングラストと足とシューズの一体感をもたらすブーティー構造を採用。パーツを極限まで削ぎ落とし軽量化を実現。
■ テンポよくスピードを求めるフィットネスユース「VAZEE RUSH(バジー ラッシュ)」
3タイプの中でも、最も安定性を高めたミッドソール設計によりアジリティートレーニングも快適に。前後差 6mmのレーシングラストと ブーティー構造を採用。足抜けの良さを考慮して爪先の巻上げを大きく設計。
■ 気軽なランニングや日常のライフスタイルに「VAZEE COAST(バジー コースト)」
カジュアルなランニングや日常のライフスタイルまでマルチパーパスのVAZEE COAST。前後差 8mmのトレーニングラスト、ブーティー構造、耐久性が高くクッション性に優れたGround Contact EVAを採用。
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