(写真 三浦咲恵 / 文 倉石綾子 / 協力 Hanes)
先日、代々木公園で行われた、海を愛する人たちのオーシャンフェスティバル「OCEAN PEOPLES」。キング・オブ・パックTブランドと称されるヘインズの特設ブースでは、パックT誕生70周年を記念して、「Hanes Japan Fit」を来場者に無料でプレゼント。イベント開始から終了時まで2日間行列は絶えることなく、「Hanes Japan Fit」を手に入れた来場者には、プロのフォトグラファーによる記念撮影に参加していただきました。思い思いのポーズをとってもらいながら、終日スナップ撮影が行われ、イベントは大盛況に終わりました。
そしてその隣では、ヘインズとonyourmarkがコラボレーションしたブースを展開。海、および夏のアクティビティに欠かせない“白T×ワラーチ”のスタイルを提案すべく、自作ワラーチの無料ワークショップを開催しました。
ワラーチとは、史上最強の“走る民族”ことタラウマラ族が履いている、廃タイヤと紐だけでできたシューズをベースにしたサンダル。このワラーチをいち早く生産し始めたのがLUNA SANDALSで、このシンプル極まりないサンダルは、ランナー&トレイルランナーにとってのバイブルともいえる『Born to Run』(クリストファー・マクドゥーガル著、NHK出版)に傾倒したランナーや、ロングウォーク好きのハイカーを一瞬で虜にした知る人ぞ知るアイテムなのです。
当日は自作によるワラーチワークショップを行う「408 OWN WORKS」を主宰するワラーチスト、塩屋隆之さんを講師にお招きし、全3回の講習を実施。onyourmarkで募集した読者15名に加え、白Tシャツ着用者15名をご招待、総勢30名にワラーチ作りを体験していただきました。朝からぐんぐんと気温が上がる真夏日となりましたが、onyourmarkの抽選で漏れた読者を含む多くの方が当日参加枠を求めて足を運んでくれました。
国内でいち早くワラーチのDIYに取り組み、ビギナーでも簡単に製作できるキットを完成させた塩屋さん。自作ワラーチの特徴は何といっても自分の足の形、サイズにぴったりフィットすること、好みの紐を使用できるという点にあります。今回のワークショップでも定番のネイビーやブラックに加え、水色、赤、ピンク、カーキなど多彩なカラーの紐をご用意。自分の足形にカットしたソールに好みの紐をあしらった、世界で一足だけのワラーチを作っていただきました。
ワラーチを履くのは初めてという参加者も多く、作り方はもちろん、その履き心地にも興味津々だった模様。それでは参加者のインプレッションをいくつかご紹介しましょう。
「ヘインズのFBでこのイベントを知った」というのは、BMXやMTBが趣味という佐藤貢三さん(40代、自営業)。山好きの友人がワラーチを履いていたことからこのサンダルの存在を知り、以前から興味を抱いていたとか。
「作り方は思ったより簡単でしたが、紐のテンションのかけかた次第で履き心地が変わるので、好みのフィット感のバランスを探るのに苦労しました。普段からアウトドアサンダルを愛用していますが、かかとがきちんとホールドされているので既製のサンダルの履き心地と遜色のない印象。このソールの薄さが味なんでしょうね」
塩屋さんのインスタグラムでこのイベントを知ったというのは伊藤明裕さん(40代、会社員)。以前からワラーチのワークショップに興味があり、まめにチェックしていたといいます。
「特に難しい工程もなく、1時間ほどで完成させることができました。初めてのワラーチなんですが、履き心地は最高ですね。ソールが薄い点も好み。次回はぜひ、子ども用のワラーチを作りたいと思います」ちなみに伊藤さんのワラーチはソールのアウトラインのカットが大変美しく、塩屋さんから「今日いちばんの出来」とのお墨付きが。ぜひ、2足目、3足目とトライしていただきたいものです。
石綿悠人さん・路子さん夫妻、石黒圭輔さん(いずれも30代、会社員)の3人組はonyourmarkの読者でもあり、トレッキング、ランニング、ウィンタースポーツと、普段からアウトドア・アクティビティに慣れ親しんでいる様子。自作ワラーチに興味があり、onyourmarkで申し込んだところ、残念ながら落選。今日はその雪辱で当日参加枠にトライしてくれました。
「普段からルナサンダルを愛用しているのですが、自作のものは愛着感もひとしお」(悠人さん)
「ネットで自作ワラーチをチェックしてきたのですが、それよりもうまくできたと思います。履き心地も、まるで既製品ばりの完成度」(石綿さん)
「ワラーチを履いてトレーニングを積んで、これで走れるようになりたいですね」(路子さん)
最後は、トレイルも走り始めたというランナーの中澤秋絵さん(20代、会社員)。
「講師の方に丁寧に教えていただいたので、あっという間に2時間が過ぎてしまいました。硬いソールをアウトライン通りにカットするのが難しかったのですが、その分、達成感がありますね。思った以上にホールド感があるので、ワラーチでのトレランにもぜひ挑戦してみたいです」
完成したばかりのワラーチとHanesの白Tを着こなして颯爽と代々木公園を後にされた皆さん、ご参加ありがとうございました。
今回のイベントでワラーチに興味を持たれたら、塩屋さんのインスタグラムからワラーチ・ワークショップの今後の開催予定をチェックしてみてください。
Hanes 70Th 特設サイト
http://www.hanes.jp/packt70th/