カラダを通して自分と向き合うトレーニングの時間。人それぞれにこだわりのギアがある。どんなトレーニングに使うのか? どんなところが気に入っているのか? アスリート8人に聞いたギア活用法は、スタンダードから最先端まで参考にしたい秀逸なものばかりだ。
(写真 キム ヤンス/イラスト 藤井友子/文 岡村明子/モデル Jennifer)
運動生理学を学んだ経験から、科学的な研究データに基づいたトレーニングを極めているトレイルランナーの宮﨑さん。
「低酸素トレーニングをする際には、パルスオキシメータで酸素飽和度や脈拍数を測定しています。高性能なので装着してすぐの値に信頼度が高い。」
上半身の全体的な動きをよくするために、動的ストレッチを通した肺呼吸のトレーニングとして、チューニングポールも取り入れている。
「ポールが柔らかいので調整しやすく、コンディショニングにも利用できるので気に入っています。」
ほかにコンディショニング・アイテムとして採用しているのは、ボールを二つ繋げたようなフォルムで筋を挟み込むようにアプローチできる、ラド・ローラー。
「肩甲骨の動きをよくするために、背中にラド・ローラーをおいて背泳ぎの動きをしています。ボールの圧力が統一されているので筋肉の深部まで均一に刺激が入るのがいいですね。」
ラド・ローラー ブルー(オリジナル)・グリーン(ソフト)
小さなローラーで気軽にマッサージができて、股関節や肩関節の下部、首や足などピンポイントのアプローチも可能。各¥3,600 /ロータス
http://www.lotus-corp.jp/rad/rad_roller.html
パルスオキシメータPULSOX-Lite
酸素飽和度(SpO2)、脈拍数、脈波レベルメータ(8段階)などが指を入れれば即座に測定できる医療機器。¥34,800 /コニカミノルタ
https://www.konicaminolta.jp/healthcare/index.html
チューニングポール
適度な硬度の材質と、長い時間乗っていても痛みを感じないソフトな乗り心地で、理想的なリラックスを実現。¥12,000 /ゼロイニシャライズ( ZERO Initialize)
https://zero-i.jp/product/tuning-pole/
宮﨑喜美乃
1988年、山口県生まれ。高校・大学で全国駅伝に出場。大学院で登山の運動生理学の研究に励み、山の世界へ。25歳でトレイルランニングと出会い、1年目のSTYにて女子優勝。2018年はUTMFにて女子8位、日本山岳耐久レースで女子準優勝。
https://www.instagram.com/k1m1n0/
※2019/4/10発売「mark11 トレーニングは贅沢時間」転載記事
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