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Cloud Hi Edgeと名付けられた新作スニーカーは、これまでの〈On〉シューズらしい特徴的なソールCloudTec®を採用しながらも、見慣れないミドルカットのスタイル。〈On〉が培ってきたパフォーマンスをそのままに、より日常生活で履ける一足を目指したという。後述するブランドプレゼンテーションで語られた通り、〈On〉シューズをライフスタイルで着用するニーズの高まりを受けて、この方向性を追求した結果生まれたのがこのスニーカーだ。

発売は10月17日(木)からアトモス各店にて。10月6日(日)〜16日(水)の期間はアトモス銀座店、アトモス新宿店で事前予約を受け付ける。価格は16,800円(税別)

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Cloud Hi Edge
メンズ(上左 Juniper/Glacier、上右Sand/Brown) 
ウィメンズ(下左 Ink/Mustard、下右Sand/Acacia) 

公式ページ on-running.com/edge

〈On〉の今までと、これから

Cloud Hi Edgeの発表に合わせて初めて日本のメディアの前で〈On〉がプレゼンテーションを行った。この機に来日した共同創業者のデイビッド・アレマン氏とオン・ジャパンの駒田博紀氏の言葉から、ブランドに迫る。

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プレゼンテーションの口火を切ったのは、共同創業者のデイビッド・アレマン氏による〈On〉の成り立ちと現在についてのトーク。すべての始まりは、同じく創業者にして元プロトライアスロン選手のオリヴィエ・ベルンハルドがレース後に持ってきたボロボロのシューズだったという。

走りやすく、足に優しいシューズの開発の必要性を感じた彼らは、数々の試行錯誤を重ねながら、ブランドを代表するCloudTec®テクノロジーを生み出すことになる。MTBのサスペンションがもたらすクッション性をヒントに、スイス・アルプスの山中・ロードでテストを繰り返し誕生したデザイン。一見してそれとわかる特徴的なソールパターンは、「ソフトな着地と爆発的な蹴り出し」を生み出す全く新しいシューズだった。

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エンジニアリングが生み出した、イノベーティブなデザインのシューズは順調に世界のマーケットに受け入れられていき、スイス、ドイツ、オーストリアでは国内のランニングシューズ市場のトップ5に入るまでに成長しているという。ヨーロッパを遠く離れた日本とアメリカでもトップ5入りが現実味を帯びてきている。

アスリートが結果で証明したその性能

躍進を支えるのは確かな性能だ。リオ五輪のトライアスロンで銀メダルを獲得したニコラ・スピリクの足元は〈On〉だったし、世界最高齢85歳のアイアンマン完走記録を持つ稲田弘さんも〈On〉で走った。だがそれと同じくらいアレマン氏が誇らしく語るのは、世界中の一般ランナーが自己ベストや満足のいく走りを〈On〉と共に達成していることだという。

ここに、「ランニングを楽しくすること」をミッションに掲げる〈On〉らしさがある。楽しさは伝播する。そうやって、一般のランナーがランの楽しさを共有する中でブランドは支持を集めていった。オン・ジャパンの駒田博紀氏は、〈On〉の日本における広がりをこう語る。

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「2015年から日本法人を立ち上げました。が、当時は知名度も高くなく、東京マラソンエキスポの3日間で売れた数はわずか17足でした(笑) そこでテクノロジー云々、を細かに伝えるよりも、ブランドのモットーである『ランを楽しく』実際に走った方が伝わることが多いのではないかと思い直したんです」

それからは全国のランニング・トライアスロンイベントでの出店や、ランニングイベントを開催し、ランナーと一緒に走るグラスルーツのマーケティングにスイッチ。すると徐々に広がり始め、#onfriends と呼ばれる輪が出来上がっていった。実際に走ることで、シューズの性能はもちろん、ランが豊かな時間を生み出すことが理解されていったのだ。

デザインの良さがより多くの人をランに近づける

こうした広まりは、もちろんマーケティングやシューズの性能に拠るところが大きいが、もうひとつ見逃せないのが〈On〉のもつデザイン性の高さだ。現在ではファッションアイコンが雑誌の表紙やランウェイの足元に〈On〉を選ぶということも起きている。町で違和感のないデザインなら快適なシューズをずっと履いていたいし、それで走れるなら言うことなし。

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〈On〉は今、パフォーマンスがライフスタイルに寄り添って行く段階にあると認識している。ランニングシューズはランニング用途だけにあらず、日常生活でも活躍してしかるべきだ、と。それを受けての新作シューズもまもなく発表になるという。

アレマン氏は言う。

「これまで作り上げてきたパフォーマンス重視のシューズは、〈On〉の第1章です。人々のライフスタイルが変化している現在、私たちが目指すのは、『ランニングは週末にだけするものじゃない、もっと身近にあるものなんだ』というメッセージをプロダクトを通じて発信すること。他とは違う、ユニークなデザインもそれに一役買ってくれるはず。これから先の10年は、『ランニングを楽しくすること』というミッションは変えず、さらに多くのファンを増やして、さらに多くの走る人を増やして生きたいですね」