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コロナ禍で生活のリズムが変化し、心身の健康のためのスポーツや体を動かすことの重要性がかつてないほど高まっています。「ワーク・ライフバランス」という言葉が一定の定着をみた今、体を動かすことが理想の健康にさらに近づく、「ワーク・スポーツ・ライフバランス」のあり方に注目。勤務体系の中で体を動かすことを実践・推奨している先進的な企業の取り組みを紹介することで、この新しい生活様式の健やかな働き方を模索します。第1回目は2月14日までスタッフ募集をしているRun boys! Run girls!にお話を伺いました。

今回ご紹介するのは……
Run boys! Run girls!

どんなお店?
onyourmarkでもmark gearの連載でお馴染みのRun boys! Run girls!は、東京都千代田区東神田にあるトレイルランニングとランニングのショップです。初心者からトップ選手に至るまでフォローする専門店らしいラインナップの物販はもちろん、ランニングに関するイベント開催やクラブ活動などコミュニティ運営も積極的に行うシーンの中心的存在。運営会社の株式会社ラフリンクはエナジーフードのTrail ButterやスポーツアパレルのThis is my sportswearなどの事業も展開しており、スタッフは横断的に関わることもあるそうです。

従業員数
5人

店舗所在地
東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ竹澤ビル404

公式サイト
rb-rg.jp

代表・桑原慶さんに聞く、スタッフの方々のワーク・スポーツ・ライフバランス

OYM:スタッフがスポーツに取り組むことをどのように捉えていますか?

お店のスタイルとして、スタッフが自身の経験からアクティビティの魅力やギアの使い勝手をお客さんに語ることを一番大切にしています。ですので、スタッフがアクティビティに取り組んでいることは大前提。その上で自分なりの楽しみ方を常に追求してほしいなと思っています。

OYM:現在、スタッフの方々はどのようにスポーツを楽しんでいますか?

スタッフ全員ランニングやアウトドアが日常生活に深く浸透しています。休日を使って数日間にわたり山にこもったり、平日の勤務後にクラブのトレーニングに参加したり、長期休暇をとって熊野古道を走ったり、海外のロングレースに出場するなど、それぞれで自分のテーマを持って楽しんでいるのがとても良いと思います。

OYM:仕事をしながら、スポーツに勤しむことができるような会社としての取り組みはありますか?

スタッフがレースに出たりアウトドアに出かける際に仕事が心理的なハードルにならず、積極的に取り組めるように心がけています。長期休暇をとって海外のレースに出たいといった場合でも快く送り出しますし、スタッフ間でもシフトの融通などをしてお互いがアクティビティをしやすいようにサポートをしあっています。また、リモートワークを取り入れてから山に行くハードルが下がったというスタッフもいます。今後もスタッフがより柔軟な働き方をできるようにしていきたいです。

スタッフに聞く、ワーク・スポーツ・ライフバランス

今回は3名のスタッフ、平野 僚さん、仲田 潔子さん、松井 裕美さんに仕事とスポーツへの取り組みについてお聞きしました。

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平野 僚さん(2019年1月入社/在籍2年1ヶ月)
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仲田 潔子さん(2016年9月入社/在籍4年4ヶ月)
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松井 裕美さん(2018年8月入社/在籍2年5ヶ月)

OYM:仕事がある日と休みの日、どのようにスポーツに取り組んでいるか、お聞かせください。

平野さん
忙しい時期はなかなか走る時間が作りづらいので仕事のある日は休息日と割り切って、休みの日にしっかり走るようにしています。繁忙期以外は時間的に余裕がある日も増えてくるので午前中に自宅の近くのトレイルを走ってから仕事をするということもあります。

仲田さん
仕事がある日は店舗から近い皇居周辺を走ることが多いです。休みの日は、自宅からアクセスしやすい奥武蔵の山へ行ったりしています。ガッツリトレーニングというより、楽しみながらといった感じです。

松井さん
主にランニング、トレイルランニングを行うことが多いです。仕事がある日は基本的に午前中の9〜12時に近所の公園や身近な里山を走っています。休みの日は家族や友人とハイキングや普段より長い距離のランニングをして過ごしています。子供が中学生で、まだ手がかかる時期なので、宿泊を伴うような活動はできず、1日で完結できるようなスケジュールで動くことが多いです。

OYM:Run boys! Run girls!で働くことで、自分のスポーツライフにどのようなメリットを感じてますか?

平野さん
働き始めて1番大きかったのが人との繋がりが増えたこと。色々と新しい情報や刺激が加わって人生を楽しむ上での幅が広がったように思います。

さらに昨年からコロナ禍により働き方の変化と共に時間の使い方に自由度が増したので、自分のやりたいことと仕事の両立がしやすくなってきたことがとてもありがたいです。

以前から山梨在住スタッフの松井は完全リモートワークという働き方をしてますが、店舗で働くスタッフもテレワークの日がとれるようになったので、自分も春から長野への移住を計画していて東京と長野の2拠点生活が始まる予定です。

仲田さん
地方からも店舗に足を運んで下さるお客様と接する機会も多いので、自分の知らなかったエリアでのトレイルランニングの話や出てみたいレースの話を聞けたりする事です。いつか行ってみたい!と楽しみが広がります。

松井さん
私は店舗スタッフと異なり、EC担当として山梨を拠点に約3年間にわたりリモートワークをしています。出勤は多くて月4回程度。コロナ禍もありまったく出勤しなかった期間もあります。

お店には出勤しませんが、常にスタッフ間でコミュニケーションを取れるツールがあるため、不安に感じることはありません。またスタッフだけでなく、アスリートやブロガーから様々な情報、考え方を知ることができます。トレイルランニングに関わる情報が多方面から集まってくるお店なので、知識を得て学ぶことや、情報発信が好きな方なら楽しい仕事環境だと思います。また、フィールドに出ることを重視してくれるので、レースへの出場も応援してくれ「働く」ことと「遊ぶ」ことが両立しやすいと思います。

桑原さんの仕事観、そして、スタッフに望むこととは?

スタッフのフィールドでの活動がそのままの熱量で店舗でのギア販売に結びついていく。だからこそRun boys! Run girls!が「モノを売る」ということに留まらず、情報発信やコミュニティの醸成を行いながら、シーンの中で確固たる存在感を発揮していることが伺えます。

スタッフが積極的にスポーツに向き合うことに対してサポートを行い、早くからリモートワークも取り入れるなど、スポーツと仕事をシームレスに繋ぐRun boys! Run girls!の姿勢には桑原さんの仕事観や哲学が表れているのではないでしょうか。

OYM:桑原さん自身の仕事観・哲学はどのようなものですか?

仕事とプライベートのバランスは人それぞれだと思うのですが、僕自身の中には「ワーク・ライフバランス」という感覚はほとんどなく、「ライフ」という感覚があるのみです。

元々興味があることにしかのめりこめない性格でした。そう言うとかっこよく聞こえるかもしれませんが、個人的にはその性格によって人生でうまくこなせなかったことのほうが多かったと思っています。また、仕事と生活をしっかり切り替えつつどちらも楽しんで充実した人生を送っている方を沢山知っていますし、とても尊敬しています。

そんな自分は、ランニング/トレイルランニングに出合い、自分も楽しみながらその魅力や可能性をシェアしたいと思って今のお店を立ち上げました。おかげでのめりこめることと仕事がうまい具合に一本の道に重なったという感じがしています。

好きなことと仕事が同じということの良い点は、好きゆえの熱量やアイデアが仕事に活かせたり、コミュニティのニーズに応えることや自分の「あったらいいな」を形にすることがそのまま仕事になることです。もちろん、好きだからすぐお金になるわけでも、お店が継続していけるわけでもないのですが、僕は好きなことを仕事にしたからこそ、この仕事を維持し盛り上げていかねばという想いからビジネスを積極的に学ぶことができました。

さらにお店を始めた時に、自分が好きなことで飯を食えてる姿を人に見せることで、こういう生き方を選びたい人のきっかけになれたらいいなとか、スタッフを雇用することで少しでもこういう生き方をしたい人の働く場所を作れたらいいなということは考えていました。お店を始めて8年、まだまだビジネスの規模は大きくないながらも、感覚を同じにするスタッフを雇いながら仕事ができるようになったことは嬉しく思います。

ただ、数年前に子供が生まれてからライフの中での優先順位が変わりました。また、僕は一つのことを掘り下げるのは得意なのですが、複数のことを同時にこなすことが笑っちゃうくらい下手なので、ライフの中で「子供のいる生活」と「ランニングライフ」のバランスがまだうまく取れていません。そのバランスをうまく取れるようになる(統合する?)ことが今の課題です。やっぱり複数のことをバランス良くこなしている人は憧れますね。

OYM:これからRun boys! Run girls!で働きたいという方に向けてメッセージをお願いします。

「ランニング・トレイルランニングの魅力を伝えてランナーを増やしていく」というゴールに向かって、自身のアクティビティやギアへの愛情をシェアしていく仕事です。仕事は仕事なのでそこにクオリティは求められますし、単純作業や仕組みを作るための裏側の仕事もありますが、好きなものと仕事を一緒にしたい、近いところに置いておきたい人には良い職場ではないかと思います。

Run boys! Run girls! では常日頃から様々な発信をしていますので、そういったものに触れてシンパシーを感じる方のご応募をお待ちしています。

Run boys! Run girls! の求人情報

代表の桑原さん、そして、実際に働いているスタッフの方々の生の声をお届けしました。そんな、Run boys! Run girls!がスタッフを募集しています。募集期間は2月14日までとなっていますので、ぜひ、お見逃しなく。※求人は終了しました

募集職種︰店舗スタッフ(フルタイム / パートタイム)
業務内容︰接客、通販対応、イベント運営、その他店舗運営にまつわる諸業務
給  与︰フルタイム=職責・技能に応じます / パートタイム=時給1,020円〜
募集期間︰2021/1/28(木)〜2/14(日)22:00 ※終了しました