2010年にスイスで誕生したランニングシューズメーカーOn。トレイルランニングシューズのCloudventure（クラウドベンチャー）とロードランニングシューズのCloudstratus（クラウドストラテス）、ブランドの定番の座を占める2モデルにアップデートが施されました。
トレイルシューズの進化を体感
onyourmarkではCloudventureの発売に先立って、高尾山の麓にある施設「タカオネ」で行われた体験イベントに参加してきました。
CloudventureはOn初のトレイルランニングシューズとして2016年に誕生し、今作が第3世代。スイスの山岳地帯で磨き上げられた「より早く山頂にたどり着ける快適性」「信頼のあるグリップ力」「かけ降りても足を守ってくれるクッション性」を備えたシューズとしてデビューを果たしました。
今回のアップデートで最も注目すべきは特徴は、フォームにOn独自開発の軽量クッション素材「Helion™」を採用したこと。2019年に登場した「Helion™」は当初はロードシューズのみに採用されていましたが、2021年になってトレイルランニングシューズ、Cloudultraにも使用されそのポテンシャルの高さを示しています。
高い反発性を備えながら軽量で、耐久性・温度耐性も兼ね備えているため、トレイルランニングシューズに最適なこの素材。今回は満を持してブランド定番のトレイルランニングシューズCloudventureへ採用され、その性能向上に熱い視線が注がれます。
また、アウトソールにはグリップ性能を高めるラバー素材を貼り付けた「Missiongrip™」を採用。アッパーの素材は約70%のリサイクルポリエステル素材に変更されています。この素材は軽量、通気性が優れているということで、暑い時期の蒸れを軽減。高いグリップ力と合わせて早朝の涼しく湿った山の中を軽い足取りで走るのに履いてみたいシューズです。
Cloudventure編集部ミニレビュー
まずシューズに足を通した時感じたのは、とにかく軽く、履いていないかのように感じる軽量感！ 地面が濡れていて落ち葉もあったが、高いグリップ力で滑らないばかりでなく、クッショニングも感じられた。ロードを走っても問題なく、試走会の最後は暑さから思わず川に飛び込んだが、アッパーの速乾・通気性が良くすぐに水が抜けてくれて乾いてくれた。9月にはウォータープルーフ版も発売されるとのことで要チェックだ。
Stravaチャレンジも同時開催
さらに、今回のCloudventureの発売に合わせStravaイベント「Run Your Local Mountain」が8月12〜18日で開催されます。全参加者で獲得標高合計6万メートル（！）を目指すというもので、山だけではなく、坂道や階段も活用OKとのこと。山には行く時間がないけれど、という方もひたすら階段チャレンジで目標達成に貢献できるかもしれません！
チャレンジ達成者には、Stravaの限定バッジがアンロックされるほか、 OnのStrava公式クラブに参加しておくと次回購入時にOnのバックパックがプレゼントされる嬉しい達成特典も。ランダムに選ばれた参加者20人には、新製品のトレイルランニングシューズCloudventureのプレゼントもあるのでお見逃しなく。
ロードシューズも抜かりなくアップデート
今回はもう1足、ロードランニング用の人気モデルCloudstratusもアップデートして第二世代として生まれ変わっています。
On独自の「CloudTec®」を2層にし、Onのロードランニングシューズの中で最大限のクッション性を誇るシューズに進化。この2層ソールは、今年6月に発売されたCloudboom Echoにも採用されており、今後のOnのシューズ作りの方向性を占う上でも注目の一足と言えそうです。
さらに、ミッドソールにはCloudventure同様に「Helion™」スーパーフォームを採用。前足部はやや広めに設計され、つま先部分にゆとりのあるデザインのため、長距離に使用するのが良さそうです。また、シューレースには「スターレーシング・シューレースシステム」を採用し、圧迫感なくしっかりと足を包み込む、高いフィット感の一足に仕上がっています。
2層の「CloudTec®」と「Helion™️」が合わさることで、さらに高いレベルのクッション性を提供してくれそうなCloudstratus。このスペックなら、10km以上の長めのランニングで使いたくなります。
Cloudventureは8月12日（木）から発売開始予定。Cloudstratusはすでに8月5日（木）からOnオフィシャルオンラインショップと全国の取り扱い店舗にて発売されています。この夏と秋冬のランニングシーンに、Onの最新シューズが選択肢に入ってきそうです。