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〈FASHION REVOLUTION JAPAN〉(運営:一般社団法人unisteps)は、2023年6月4日(日)から29日(木)に、表参道の〈GYRE GALLERY〉にて、服と自然環境、服と作り手、服と着る人との関係を見つめる展示「TWO DECADES OF HIDDEN FASHION」を開催している。

この展覧会は、2013年4月24日にバングラデシュで発生したラナ・プラザの倒壊事故(縫製工場で働く1132名が亡くなり、2500名以上が負傷)をきっかけに始まったファッション産業の健全化を目指すグローバルキャンペーン〈FASHION REVOLUTION JAPAN〉 が主催し、事故から10年経った今、ファッション産業を取り巻く状況は変化したのだろうか? という問いを入り口に、これまでの10年を振り返り、これからの10年を見据えるために企画された。リサーチに基づき変化をビジュアライズしたインフォグラフィックや、ファッション産業に関わる人々の生の声をマルチメディアで展示している。

主催者によるステートメント

「いま私が着ている服、あなたが着ている服は、どこから来てどこへいくのか。どのように生産され、どのように廃棄されていくのか。地球上でとれた自然資源に誰かが手をほどこしたことで1着の服ができあがり、私たちはそれを身につけることができる。私たちが手放した服は誰かが受け取り、再度活用する道を探るか、あるいは誰かの手によって処分される。身の回りの土地で採取できる植物や動物に手を加え、身にまとっていた時代から、世界中の誰かが服にしてくれたものを受け取って装う時代に移り変わる中で、服を作ることや着ることの意味は大きく変化してきた。一つの服を選び、纏うという行為が結果的に社会に与えている影響を、私たちは日常の中でほとんど知ることができない。服を取り巻く仕事を生業にする人々の声を聞くことができない。見えない聞こえないファッションの一面を、本展を通して感じてもらえたら嬉しい。」

ラナ・プラザ崩壊事故から10年。当時巻き起こった、ファッション業界に対してサプライチェーンの健全化を求める動きは、今、どうなっているのだろう。何が変わり、何を変えられていないのだろう、何を変える必要がないのだろう。

現在地を知るために、ぜひ一度、足を運んでみてはどうだろうか。

開催期間:2023年6月4日(日)ー29日(木)

オープン時間:11:00-20:00

入場料:無料

会場:GYRE GALLERY /ジャイル・ギャラリー

住所:東京都渋谷区神宮前 5-10-1 GYRE 3F

お問合せ:0570-056990 ナビダイヤル(11:00-18:00)