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ネパールで買ったニット帽、手ぬぐい / Dr.Bronner’sのオーガニックリップバーム / 手袋 / NALGENEのボトル / totesの折りたたみ傘 / 財布 / 書籍「尾瀬の花」/ LIFEのノートとスケッチブック / 鉛筆とペン / 時計Suunto vector / ブラックベリー / カメラ2種(RICOHのCXとCONTAXのT3、CXのケースはフェルトハウスのもの) / MacBook Air / THE NORTH FACEのPCケース / トートバッグは野川さんの写真がプリントされたTHE NORTH FACE3のオリジナル

山を愛する写真家が普段から持ち歩いてるものとは?

山の魅力に取りつかれ、山に通い続ける写真家の野川かさねさん。普段使いのバッグの中にも、やはり山を感じさせるアイテムが。

「アウトドアメーカーのものとデジタル機器ばかりで、まるで男の人の持ち物ですよね(笑)。山と街で兼用しているものは多いです。手ぬぐいは、山では汗を拭くときやカメラの雨よけに使い、普段はハンカチ代わりに。タオルほどかさばらないし、すぐ乾くので便利なんです。腕時計は、撮影のときに結構ハードに動くので華奢なものだと心配で、丈夫なSuuntoのものを。NALGENEのボトルやtotesの傘も、軽いので山でも街でも重宝しています」

カメラはデジタルとコンパクトカメラの2台。もちろん山に行くときも、これらは欠かせない。

「最近では八ヶ岳に行って撮影してきました。雪をかぶった真っ白な木を見て、クリスマス前だったので『これこそ本物のクリスマスツリー!』って感動しちゃった。街で見るイルミネーションで飾ったツリーよりずっときれいですよ」

ほかにも野川さんらしさを感じさせる持ち物が、『尾瀬の花』(布施正直著・文化出版)という本。

「いつか高山植物の写真集をつくりたくて、勉強しています。知れば知るほど面白いですよ。例えば、コマクサは土のない場所に咲くんですが、『コマクサが咲いている=土がない=さほど遠くない過去に噴火が起きている』というように花から山を知れるのが楽しくて。山に登る楽しみも広がります」

野川かさね(のがわ・かさね)
写真家/ホンマタカシ氏のアシスタントを経て独立。現在は山や自然を被写体とした作品を多く発表している。作品集に「山と鹿」(ユトレヒト)「Above Below」(Gottlund Verlag)など。アウトドアユニット「noyama」としても活動。3月にはLOGOS GALLERYで展覧会を開催予定。

(撮影 鈴木泰之/文 間宮寧子)