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先日、オーストラリアのタスマニアで開催されたアドベンチャーレースの世界選手権「XPD」。 タスマニア島をフィールドにしたノンストップ・エクスペンディションレースです。

FEATUREで登場した和木香織利さんが所属するチーム・イーストウィンドも出場し、見事に完走。総距離737キロ、8日間をとにかく走り続けた結果、まだ正式ではないものの、80チーム中20番目でのゴールだったようです。

このようなエクストリーム系のレースは世界中に数多く存在します。

調べてみたところ、とんでもないレースを見つけたのでご紹介します。それが、世界で最も過酷なアドベンチャー・レースのひとつといわれるRed Bull X-Alps(レッドブル・エックス-アルプス)です。

参加を許されるのはレース委員会の選考により選ばれたわずか31名の挑戦者、自らの足とパラグラーダーのみを使い、オーストリア・ザルツブルクからモナコに至る、アルプス山脈864キロメートル(直線距離)のコースを東から西へ踏破するというのがその内容なのですが、レース期間はなんと約2週間!

飛べる時はパラグライダーで、飛べない時はランニングや徒歩で7つのターン・ポイントを通過しながら、アルプス山中をゴール目指して進むのですが、映像を見る限り、猛吹雪の寒冷地を越えたり、切り立った岩肌をロッククライミングしたり、とにかく過酷のひと言。レース後は体重が10キロ落ちる選手もいるそうです。

こんな超人レースに、なんと日本人も参加しているそう。残念ながら今年の成績はふるわなかったようですが(初日に禁止高度を飛行して失格)、次の大会ではぜひ活躍して欲しいものですね。

(文 小矢島一江)