とろーり溶けるチーズをパクリ。
まるで「アルプスの少女ハイジ」の世界。山とチーズは、とても似合います。第2回目は、食べるときについつい贅沢な気分になってしまう「カマンベールチーズフォンデュ」。
ん? 山の上でチーズフォンデュ? それってなんだか面倒くさそう、そう思っていませんか?
それがすごく簡単なんです。なぜなら、ただ温めるだけ。ほんとにそれだけでいいんです。
チーズに付ける具材は、あなたの好きな物を選んで。家にある残りものの野菜でも、パンでも、お餅でも、何でも合います。そしてチーズのとろみ具合も、豆乳の量で調整すれば、あなた好みに。
豆乳の代わりに白ワインを入れたり、カレー粉を入れたりして、2種類の味を用意しても楽しいんです。実はアレンジがしやすい料理なんですね。気になる片付けの方も、チーズはアルミホイルに包むのでお手軽。
日帰りハイクのお昼、食事に時間をかけられない登山、テント泊でゆっくり食事を楽しみたいとき、縦走では1日目に、山となるとそんなシチュエーションをおすすめします。
あなたもハイジになった気分で、山の上で、おうちで、とろーりチーズを味わってみて下さい。
<レシピ>
和風カマンベールチーズフォンデュ(2~3人分)
カマンベールチーズ 1個
豆乳 大1
薄口醤油 小1
こしょう 少々
刻み海苔 トッピング
お好みの蒸し野菜
人参、南瓜、じゃがいも、蓮根、カブ、ブロッコリー、ごぼう等。
その他の具材
海老、厚揚げ、切り餅等。
①カマンベールチーズの上表面をナイフで削ぐ様に切り取る。
②コッヘルに少々の水を入れて、アルミホイルで包んだ①を鍋底に付かないよう鍋淵にアルミホイルを引っ掛ける様にして入れる。
(空焚きにならないように蒸気で蒸すため)
③ふたをして、チーズが溶けるまで蒸す。
④チーズが溶けたら、豆乳、薄口醤油、こしょうを入れて混ぜ合わせる。
⑤トッピングの刻み海苔をふりかけて出来上がり♪
監修 mayuko kudo
1981年宮崎県出身。2年間滞在したモンゴルから帰国後、自然を求めて山好きになる。昨年は山小屋で働き、北アルプスを歩きまわる。現在、Cafe & meal MUJI 南青山キッチンスタッフ。
(写真 工藤佑斗 / 文 mayuko kudo)
【おうちで山ごはん アーカイヴ】
#01 全粒粉のトルティーヤ