ヨガっぽいヨガ/ヨガっぽくないヨガ、両極端の2つのレッスン
1年が終わり、そしてまた新しい1年が始まりました。年末年始は、"日暮れと夜明け"に似ています。いつもより時間がゆっくり流れるせいか、いつもはスルーしてしまうようなことも、思い、考える方が多いように思います。
そんな年末の静けさ、年明けののんびりムードを吹き飛ばしてくれたレッスンを行う峯岸先生のスタジオ、横浜・関内にある「BODY & MIND YOGA」に伺いました。
今回参加したのは、「ヨガっぽいヨガ」+「ヨガっぽくないヨガ」の両極端とも言える2つのレッスンです。
欧米でも人気の高い、ヴィンヤサを軸に動きのあるフロースタイルのクラス。そして、コアトレ・脂肪燃焼効果の高いスロートレ要素を盛り込み、下肢や深層筋、背筋・腹筋を刺激するトレーニング色の強いクラス。
分かりやすくも個性的な“峯岸カラー”のヨガレッスン
①2011.12.27(TUE) Power Flow Power Flow/パワーフロー
この日は、ブロック、ベルト、ブランケットなどのプロップをフル活用しました。まずは足にストラップをかけ、仰向けになったバッダコナーサナから。骨盤を下げて股関節に呼吸を流します。
フローへ入ると、ダイナミックなデモとともに、1人1人が自分の身体を細部にまで体感できるような分かりやすいインストラクションが続きます。峯岸先生のレッスンは、サウンドの選曲も今まで受けていたクラスとは全く違い、とても新鮮でした。フローやヴィンヤサのレッスンでは特に、音=音楽はとても重要な要素のひとつだと私は考えています。あるときは民族的で、ときにダンスフルだったりと、“峯岸カラー”を形成する重要な要素のひとつでした。
フロースタイルの中にも、やや難易度の高いチャレンジするアーサナもいくつか出てきました。初めて挑戦するアーサナにはしばしば不安と恐怖の気持ちがあります。でも、やってみたいな!できちゃうかも? そう思わせてくれるインストラクションはさすがです。
"ヨガ的なコアトレ"の重要性
②2012.1.7(SAT) Yoga Weight Loss/ヨガウエイトロス
このレッスン、何をするかと言うと、"ヨガ的なコアトレ"。そう…キツイ、苦手、あまり面白くない…というイメージが強く、ついつい避けがちなこのコアトレーニングのプログラム。しかし、ヨガの1つの要素としても本当に必要なこと、改めてそう思いました。
年が明けて間もない、3連休の初日。びっくりです。30人以上の方が参加されていました。みなさん何が必要かよーく分かってらっしゃる。
「本当にこのレッスンも受けに来ちゃったんだー!! あらまー!冗談かと思った(笑)”」
開口一番、峯岸先生からのお言葉で緊張していた心は一気に消えてしまったのです。
これがこの方の凄いところです!
レッスンのスタート時にも、インカムをセットした先生がみなさんへ一言。
「みんなのやる気がどーか、どーか今年一年続きますよーに! 頑張ってよーみんなー! 頼むよー(笑)」
みなさんの顔が一気に笑顔になり、ボルテ−ジがあがる瞬間です。
ハードな筋トレから気づける、正しい身体の使い方・呼吸の入れ方
コアと言うと”筋トレ”をイメージされる方も多いかと思いますが、そこは”ヨガ”という名前がつくヨガウエイトロス。筋肉や骨の動きにも、細かくアプローチしていきます。ヨガではおなじみのダウンドッグや戦士のポーズ、ピジョンポーズなどをベースに下肢や身体の深層筋に働きかけるポーズが続きます。
ヨガでは常に重要なキーとなる“呼吸”。特に、きついポーズやキープが長くなると、意識が外へ向いてしまい、呼吸が疎かになってしまいます。
“ここから8カウント!” 辛い時にこそ、もう1つ意識を内側へ向け、呼吸を流す。そうすることで、自分にしか分からない小さな変化や気づきがたくさんあるのかもしれません。
下肢の安定=グランディングの重要性にも気づかされるこのレッスン。ヨガのアーサナもそうですが、コアを意識したプログラムやトレーニングの際も同じことが言えますよね。
なぜ今回このレッスンをこの連載に、と考えたのか。ヨガをこれから始める方や、ヨガを日常的に生活の中に取り入れてる方も、そしてヨガ以外のトレーニングを日々されてる方へも、改めてご自分の身体について、日々起こる小さな変化について、感じて欲しいと思ったからです。
ぜひ一度、参加してみてください。きっと"峯岸ワールド”のとりこになりますよ!
【受けてみたいヨガレッスンアーカイヴ】
#01 アヌサラヨガ
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受けてみたいヨガレッスン特別編 音ヨガ
(文 AI/構成・撮影 onyourmark)