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「最高の製品を作り、環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える。そして、ビジネスを手段として環境危機に警鐘を鳴らし、解決に向けて実行する。」というミッションを掲げるパタゴニア。昨年のクリスマス商戦前に展開した「このジャケットを買わないで」というメッセージは、onyourmarkのニュースでも紹介し、大きな反響を得ました。

いち早く自社製品を100%オーガニックコットンに切り替えるなど、アパレル業界を牽引するかたちで、環境問題へ取り組んできたパタゴニアが、今新たなジャンルで変革をもたらそうとしている商品、それが写真のサーモン・ジャーキーです。

パタゴニアのホームページによると、1万年ものあいだ人間の食料となってきた野生の太平洋サケは、無差別な捕獲と維持不可能な養殖技術により、多くの種が危険に晒されているそう。サーモン漁業界に存在する破壊的なやり方に警笛を鳴らすため、パタゴニアでは、厳選され、川で捕獲されたサケのみを使用したサーモン・ジャーキーを製造。絶滅危惧種は、その移動に害が及ばないように配慮し、健全で、維持可能な野生のサーモンの魚種資源からのものだけを収穫しているそうです。天然サケのサーモン・ジャーキーは、蛋白質に富み、低脂肪かつオメガ3脂肪酸たっぷりで、なによりおいしいのだとか。

ホームページは、
「コットンTシャツであってもサーモン・ジャーキーの製造であっても、私たちはビジネスのために不必要な悪影響を抑えるため、すべての資源をその源流まで遡ることを信条としている。カスタマーはウェアがどこから来てどこで作られたのかを知るべきであるのと同様、パタゴニアの食品がどこから来たのかを知ることを要求すべきだ。もっとはっきり言えば、私たちはこの同じ疑問を買うものすべてに投げかけることができなければならないと思う」と結んでいます。
製造ビジネスの象徴的な意味合いを持つサーモン・ジャーキー、日本ではまだ未発売ですが、こうした環境への高い意識が少しずつ広がっていくことを願って止みません。

サーモン・ジャーキー(パタゴニア・プロビジョン)
価格:$13
本国のオンラインショップで販売