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Photograph by ESPN PHOTO

20周年おめでとうございます!!

もう20年?まだ20年?
そんな節目の年にノックアウトとサブミッションのベスト20が選出されました。
光栄(!?)にもKOされた試合だったんですが自分の名前がノックアウト・ベスト20のほうに出ていました。

Top 20 Knockouts in UFC History

Top 20 Submissions in UFC History

ノックアウト・ベスト20のほうで選出されたのはBJペンとの最初の試合なんですけど、格闘技人生の中で初めて試合で何もすることが出来ず十数秒で負けてしまいました。
試合後、控え室に戻り休んでいると、KOされた事で飛んでしまった記憶が少しずつ戻り、ふと我に返った時、何もできなく負けた事を思い出してひと目もはばからず泣きました。
試合で負けて泣くのは初めての事だったんですが、そんな自分にセコンドについてくれた高阪(剛)さんは、「泣くな!ここで泣くんじゃない!!」と、いつも優しい高阪さんに初めて怒られました。
その時は泣かないことだけで精一杯でしたが何日か経ってみて、あの時、高阪さんが伝えたかった事は『負けて泣くらいならもっと練習しろ!この悔しさを覚えて次への力にしろ!』というエールだったんだと思います。
なので、このノックアウト負けで学んだ事が今でも自分のチカラになっているんです。

さて、両トップ20で気になっている試合はというと、、、
ノックアウトのほうは、7位に入っているマット・ヒューズvs.カーロス・ニュートンの試合。
この試合はニュートンが三角締めを極めている最中にヒューズがニュートンを持ち上げてバスターでKOしたんですが、よく見ると三角締めで失神して落ちたのがバスターになった感じで、レフリーが試合をストップした時のヒューズの虚ろな表情を見ると、実はニュートンが極めきっていたのでは?!と感じた試合でした。

そして、サブミッションのほうは、3位のホイス・グレイシーvs.ケン・シャムロックの試合。
この試合が無ければ今のUFCとMMAは無かったというぐらい歴史的な試合だと思っています。自分も得意技にしているチョークスリーパーはやはりベーシックでベストなサブミッションだとあらためて感じました。

他にも、ベスト20には選出されなかった、アンソニー・ペティスvs.ベンソン・ヘンダーソンの試合も印象的でした。
最近のUFCのスタイルで、特にチャンピオンシップという力が拮抗している者同士が闘うとサブミッションで試合が決まることは少ないんですが、腕十字の入りから極めまでが綺麗だったのと、打撃が得意なペティスが寝技の得意なベンヘンを極めるとは思っても見みませんでした。

あらためてUFCというイベントの中でMMAは進化している競技なんだと感じています。
時代とともに変化してきたMMAという競技で、自分が進化できているのか?それとも、もう止まっているのか?
もう一度UFCという場所で格闘技人生、最後の挑戦をして自分自身に納得したいと思っています。