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絶賛発売中のmark08号、特集テーマは“超・回復する旅”。そのカバーストーリーを飾ってくれた秋元梢さんのインタビュー全文をお届けします!

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旅が自分をタフにする

パリ、ミラノ、NY と、仕事で年に10回以上海外に渡る、モデルの秋元梢。
週4日のジム通いを続ける彼女は、滞在先でもトレーニングを怠らない。
過酷な仕事の旅をこなすには、タフさが必要。
旅のスタイルも、強さをくれるアスレジャーファッションで挑む。

(写真 白川青史 / スタイリング 西村哲也 / メイク MICHIRU / ヘア Kazuki Fujiwara / 文 岡村明子 / プロップ協力 DAKOTA PLANETS RENTAL / 撮影協力 CITAN)

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旅は大好き。ここ数年は、 仕事で行くことが多いですね

 ショーやファッション撮影のため、今年はすでにパリ、ミラノ、 NY、フィリピンを訪れた。一昨年にパリ・コレクションのモデルデビューを果たしてから、年に10回は海外に渡り、多忙な仕事をこなしているのだ。

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①写真上・秋元さんの着用ウェアの詳細はこちら

「パリコレの仕事は華やかに見えますが、裏側は過酷。朝の9時から夜の9時までショーがあり、その後も取材や会食があって、終わるのは深夜。ホテルに戻り、放心状態のままベッドでバタン……。移動も今はウーバー(配車サービス)があるけれど、前はタクシーの取り合い。一刻を争うのでパリの石畳もハイヒールで走れるようになりました」

毎回分刻みのスケジュールで、ショーとホテルの往復のみ。エッフェル塔もショー会場だったので初めて見ることができたというほど。

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②写真上・秋元さんの着用ウェアの詳細はこちら

「でも、せっかく来たのだから、何かしら吸収して持って帰りたい。 少し早く起きてスーパーに朝食を買いに行ったり、寝る時間を減らしてでも、目一杯やり切ります」

最もハードだったのはソウル。現地で新たなオファーが入ったが、仕事のために帰国しなくてはならず、 1週間で2回も往復したという。

「海外の仕事は、マネージャーなしで行くことがほとんどなので、かなり旅慣れてきました。パッキングも出発の朝、ギリギリ。最悪パスポートさえ持っていればなんとかなりますよね。NYで財布を紛失したときも、カードを止めればいいし、ケータイを落とすよりはいいかな、と。私は常に“なんとかなるでしょ精神”なんです」

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③写真上・アイテムの詳細はこちら

旅で遭遇する不測の事態にも動じない強いメンタル。そんな彼女だが、実は1年ほど前、心身に不調をきたす辛い時期があったという。
「めまい、立ちくらみ、不眠、動悸などの症状がひどくて。でも、“このままではダメだ。何かをしなくては”と思い、トレーニングを始めてみたんです。すると、やっている間は精神も集中できて、疲労感でぐっすり眠れるようになったんです。それがとても幸せで、すっかりトレーニングの虜になりました」

トレーニングは生活の一部。プラスでしかない

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不調を乗り越えるきっかけとなったトレーニング。週に4回ほどジムに通い、20分のランを含めた90分のトレーニングを続けている。
「モデルとして、ゴツい体型にならないように気をつけています。私はいわゆる背が高くて細いという、モデル体型ではありません。でも、理想の身体とは、痩せているとか、顔が小さいとかではなく、自分らしいスタイルだと思っています。実際トレーニングを始めてから、“きれいになったね”といわれるようになりました。憧れのショーや雑誌などの仕事に繋がるなど、やっただけの成果が出たことは、 本当に嬉しかったですね」

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④写真上・秋元さんの着用ウェアの詳細はこちら

 旅先でも、足首を伸ばす器具を持参して部屋でストレッチをしたり、 ホテルのジムでトレーニングやヨガを行うようにしている。自分を鍛えることで得る成果を知り、仕事と旅への向き合い方も変わった。

「自分の足で海外に行き、いい出会いがあることで、新しい仕事に恵まれ、喜びになる。それが自信となってさらに旅が楽しくなる。今は旅が仕事とイコールになっていますね」

昨年からは、ニューバランスのアンバサダーに就任。リアルなトレーニングの経験や、モデルならではのモードな情報発信もしてみたいという。

「提案したいのは、クールな色使いのカッコいいスポーツスタイル」

“黒髪ロング、前髪ぱっつん”に黒い服。核となる秋元梢らしさは、どんなシーンでも変わらない。戦いを挑むかのように、黒の強さを まとい、また新たな旅に発つ――。

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⑤写真上・秋元さんの着用ウェアの詳細はこちら

秋元梢

1987年東京都生まれ。モデル。アジアン ビューティな容姿で注目を集め、ストリートか らモードまで幅広いジャンルのファッション誌や 国内外のショーで活躍。現在、『CHINTAI TOKYO DISTRICT』(J-WAVE)でMCを務める。

 

秋元さんが着用したウェアとギア


 
 
①「黒のトレーニングウェアは、旅でも活躍」。スポーツ×モードの “アスレジャー”で決めた秋元梢のトラベルファッション。リモワと軽量のデニムバッグは普段も同じものを愛用。ジャケット「メッシュボンバー」¥11,900、スウェットパンツ¥5,900/ニューバランス ジャパン(new balance)キャリーバッグ「TOPAS TITANIUM」¥150,000/RIMOWAサービス(RIMOWA) デニムバッグ¥37,000/Faline Tokyo(Richardson)


 
 
②「滞在先のホテルではストレッチを欠かしません」。部屋でのトレーニング後は、スポーツウェアにパーカをはおってそのまま街へ。クールなカラーとシンプルモダンなデザインなら、おしゃれに決まる。パーカ¥14,900、ブラトップ¥4,600、 タンクトップ¥3,900、レギンス¥13,000/ニューバランス ジャパン(new balance) デニムバッグ/前と同じ


 
 
③秋元梢の旅の必携、Boseのノイズキャンセリングイヤホン、フィルムカメラ、旅用の二つ折り財布、眼鏡、ハンドクリーム。


 
 
④ワークアウト記録、心拍数、GPSなどの機能搭載の「RunIQ」。シューズ「FRESH FOAM ZANTE W BK3」¥11,000、ソックス ¥700、スマートウォッチ「RunIQ」¥34,800/ニューバランス ジャパン(new balance)


 
 
⑤「機内でリラックスできる、ゆったりシルエットのスウェットパンツは旅のマスト」。ビッグサイズのブルゾンでモードっぽく仕上げながらも、快適な着心地を叶えるスタイル。ブラトップ¥4,300/ニューバランス ジャパン(new balance) ブルゾン¥68,000/LIMI feu スウェットパンツ¥83,000/ADDITION ADELAIDE(VETEMENTS) キャリーバッグ、デニムバッグ/前と同じ