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鯛の最もおいしい時期は、卵の成熟に必要な脂肪分がたまる産卵期直前の3〜4月頃。平安時代の延喜式には朝廷への貢ぎ物として鯛について書かれていたり、江戸時代には鯛が獲れると真っ先に将軍家に献上されていたりと、古くから縁起魚としてお祝いの席で食されている。3月3日の桃の節句(上巳の節句)に向けて新鮮なものを仕入れ、色鮮やかな鯛で食卓を華やげてみてはいかがだろう。

刺身、鯛めし、煮付けとどんな調理をしてもおいしくいただけるが、今日は鯛そぼろをご紹介。鯛の切り身250gほどを2〜3分ゆで、火が通ったらひきあげて粗熱をとり、皮と骨を取り除きながら手で粗くほぐす。鍋に入れ、酒大さじ4、みりん大さじ2、醤油大さじ1、塩少々、生姜汁小さじ1を加えて中火にかけて菜箸で鍋底をぐるぐると混ぜ、汁気が飛んで鯛の身がそぼろ状に細かくふんわりとしてくるまで7〜8分炒り煮する。できあがったそぼろを炊きたてのご飯にたっぷり乗せて、贅沢に頬張りたい。