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キュウリやスイカ、メロンなどと同じウリ科に属する「白瓜」。徳島県を中心に日本各地で生産されているが、長野の「沼目白瓜」や京都の「桂白瓜」なども特産品として有名だ。6月末から8月末にかけて、露地物が店頭に出回る。涼しげな色合いとシャキッと歯切れの良い食感で、食欲があまり湧かないときも、さっぱりと食べやすい。

他の瓜類と同様に、実の部分にたっぷりと水分があるので、購入時にはしっかりと重みがあるものを選びたい。また淡いグリーンをおびた果皮が、白みがかったものは完熟している証であることも覚えておこう。

独特のみずみずしい食感を楽しむには、漬け物が最適。特にシンプルな材料で作れる浅漬けがおすすめだ。白瓜1本に対して3%ほどの塩で半日程度漬ければ完成。塩とともに千切りした生姜や昆布を一緒に入れてもおいしい。または軽く塩漬けしてから煎り酒で1〜3日漬け込むと、ほのかな梅の酸味がアクセントになり、ご飯のお供やお酒のおつまみにぴったりだ。