大葉と同じシソ科のハーブである「えごま」。もとは油を抽出する種が重宝され、葉はあまり食べられなかったのだそう。えごまの葉が採れるのは夏。大葉と比べると、葉が分厚くハリがあり、独特の苦みも感じる味わいが特徴だ。
肉などに添えられることも多いのは、消臭効果や防腐作用があることが大きな理由。また抗酸化作用が強いβカロテンやビタミンC、ビタミンEなども豊富に含まれる。
ちぎったえごまをほんの数枚だけ、いつものグリーンサラダに加えるだけで香りががらりと変わるほど存在感がある。また市販のキムチの素などに1枚ずつ漬けこんで、色が変わったらご飯のお供に。ほろ苦さと辛味がくせになり、おかわりしたくなるに違いない。