ここ数年のニューバランスはかつてなくレーシングシューズに意欲的だ。その成果が結実し、2019年は性格の異なる2つのシューズが揃い踏みする。HANZOシリーズはV2にアップデートされ、現代の名工である三村仁司氏とともにラスト(木型)を刷新。日本のエリートランナーが好む、足との一体感を感じやすいフィットへと進化している。かたやフューエルセルシリーズは、超バウンジーな高反発素材をミッドソールに搭載。どちらかというと欧米のエリートランナーが好む仕上がりだ。さぁ、どっちを選ぶ?

反発力の高いフォーム材は、通常、重くなってしまうもの。フューエルセルではその課題を解決し、この厚みと反発でも重たくない仕上がりに。とにかくスピードに乗りやすいので、一段上のレベルを求めるランナーの日々のトレーニングに向いている。¥12,000 /ニューバランス ジャパンお客様相談室 ※以下同
HANZO Rv2(右)
同社のレーシングモデルであるHANZOの、シリアスランナー向けに位置する「R」。V2ではシューズ職人・三村仁司氏との共同開発で、日本人にフィットし、蹴り出しの力を込めやすいフォルムに。ワンピース構造のREVLITEミッドソールを採用。 ¥14,500