「onyourmarkRadio #08 サークルズにみる小売りの未来」にも出演していただいたサークルズのアヤさんによるギア紹介。今回は意外にも日常からアクティビティまで、さまざまなシーンで重宝するウエストバッグを再評価します。
サークルズのアヤです。ようやく緊急事態宣言が解除され、外出を楽しんでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか? サークルズでも、今まで来店を控えていた方がお店に足を運んでくださるようになり、少しずつ日常が戻ってきたように思います。
そんな中で気づいたのは、これまでハイキングやランニングを楽しんでいた方が自転車も乗ってみたいと来店されるケースが増えたこと。休日にサイクリングを楽しむのはもちろんですが、公共交通機関を避けて自転車で通勤したり、買い物へ行く時の便利な移動手段としても、注目が集まってきているようです。
サイクリングを日常に取り入れるのに、気になるのは身につけるもの。今回はウエストバッグに着目し、3つのアイテムをご紹介します。
ウエストバッグというと、野暮ったいイメージがあるかもしれませんが、腰でしっかりと固定しアクティブな動きにも対応できるので、街乗りだけでなくロードバイク/グラベルバイクなどバイクのジャンルを問わずラフなスタイルに合わせて取り入れられること間違いなしです!
Patagonia / Nine Trails Waist Pack 8L
Patagonia(パタゴニア)が数年前からマウンテンバイクラインを展開し始めたのはご存知でしょうか? 過去記事でもご紹介しましたが、マウンテンバイクラインだからといえ、山での使用に偏っているものではなくさまざまなフィールドで楽しめるラインナップが年々充実してきています。
昨シーズンからリリースされているNine Trails Waist Pack 8Lはライドやハイキングに必要となる多彩な機能を備えたウエストバッグです。軽く耐久性に優れたリップストップ コーデュラ ナイロンを使用し、かさばることなくしっかりとした安定性を実現するデザインのおかげで、激しいアクティビティを楽しむ時でも重心を低く保つことが可能です。
フロントポケットはドロップダウン式の開口部となっており、ツールキットや行動食の収納に便利で、内側にメッシュの間仕切りを備えているので中身が移動しません。またメインのポケットにはジャケットなど少しかさばるものでも収納が可能な容量があります。
そしてこのバッグの特筆すべき点は、ハイドレーションパックを備えているところ。トレイル用のバックパックではよくありますが、ウエストバッグでは珍しいオプションです。容量は1.5リットルでハイドラパック製のハイドレーションパックを内蔵。外側の2つのストレッチポケットはウォーターボトルを収納でき、コンプレッションストラップを使って予備のギアを取り付けることも可能です。
背面のモノメッシュのバックパネルはパタゴニアの製品の中でも優れた通気性を誇るデザインで汗などの水分が溜まるのを防ぎます。有孔フォームを使用したパッド入りウエストベルトはパックを背中の中央下部に快適に配置されているため、トレイルライドやランニングなどの激しい動きにもフィットし続けます。
▼購入ページ
Patagonia/ Nine Trails Waist Pack 8L
shop.circles-jp.com/products/patagonia-nine-trails-waist-pack-8l
NORRØNA / Bitihorn Hip Pack 6L
最高品質のアウトドア製品を開発することを目標にするノルウェー生まれのNORRØNA(ノローナ)は、アウトドアのあらゆる環境下で対応する最高峰のウェアやギアを提供しており、コアなファンも多いブランドです。
そんなNORRØNAからはもっと軽量にアウトドアを楽しむために開発されたヒップパック型バックパックが登場しています。
容量は6Lと小ぶりですが、フロントのメイン荷室にエクストラジップポケット、またチャックのないメッシュポケットが付いており頻繁に使うものなどや脱いだウェアを素早く出し入れできます。
サイドにはウォーターボトル用のポケット、サイドベルトには左右それぞれにエクストラジップポケットが配され、補給食やスマホ、財布、カギと言ったものが細かく分けられます。小さいながらも多くのポケットが配置されていることがこのバッグの特徴です。
全面に肉抜きされた背面とウエストベルトは一体となっていることで軽量かつとても通気性が良い作りとなっています。柔らかさゆえどんな動きにも対応するので、激しく動いて汗をかいたとしても抜けが速く、夏に最適なウエストバッグと言えます。
カラーはIndigo NightとPureed Pumpkinがあるので、スタイルに合わせてコーディネイトしてみてください!
▼購入ページ
NORRØNA / Bitihorn Hip Pack 6L
shop.circles-jp.com/collections/norrona/products/norrona-bitihorn-hip-pack-6l-1
OUTERSHELL ADVENTURE / Hip Slinger
最後はサンフランシスコで製造、製作されているOUTERSHELL ADVENTURE(アウターシェル アドベンチャー)の新アイテムとしてリリースされたばかりのHip Slinger。
機能性の高さを前提とした設計、旅行時における安全性、シンプルだからこその高品質な素材活用をブランドの柱とし、可能な限り少ない縫い目で製造し、壊れやすいジッパー式の開閉システムを極力避け、耐候性の高い構造を実現させています。
ロールトップを採用したウエストバッグという、今までにあまりなかったカタチですが、必要に応じて伸縮しコードロック式のバックルで圧縮と調整が可能となっています。
実はこのHip Slinger、昨年OUTERSHELL ADVENTUREのカイルが来日した際に見せてもらった最終サンプルの時点では、ロールトップの部分にフック式の伸縮調整を採用していたのですが、実際に届いた商品を見てみると少し仕様変更されていたのです。すぐさまその理由を聞いてみると名古屋が誇るガレージギアブランドWelldoneのイノッチのアイデアを受け、コードロック式のバックルに変更してアップデートしたというのです。小さいメーカーだからこそ、常に製品の改善とブラッシュアップを目指し、良いと思ったら積極的に採用していく姿勢にも感心します。
大きな特徴のひとつは、ツール、予備品、食品を収納するための最小限の1.5Lから、ジャケットやボトルまでフォローする3Lに拡張するということ。たとえ荷物が増えてしまった時でも問題なく収納してくれます。
前面と背面からジッパーはメインコンパートメントと多数の内部オーガナイザーポケットにアクセスすることができます。
普段の服装にも馴染みやすいデザインとなっているので、あらゆるシーンでお使いいただけます。貴重品は常に身につけておきたい方や、あまり自転車にバッグをつけたくない方、またMTBなど普段の服装で走りたい方からとても好評なアイテムです。
▼購入ページ
OUTERSHELL ADVENTURE / Hip Slinger
shop.circles-jp.com/products/pre-order-hip-slinger
バックパックだと容量は確保できますが、どうしても背中が蒸れてしまったり、長時間使用していると肩や背中にも負担がかかるのが難点。特にこれからやってくる夏の暑さの中で使用するのはかなりストレスになってきますので、ぜひこの機会にウエストバッグを検討してみては。
ちなみに大きさや容量を比較してみると、小さい方からOUTERSHELL ADVENTURE<NORRØNA<Patagoniaとなっています。自分のスタイルに合わせてチョイスしてみてください!