今日はギアではなく、Run boys! Run girls!のオリジナルブランド”This is my sportswear”で現在展開しているスポーツウェアのリメイクサービスを紹介します。
This is my sportswear / リメイクサービス / TIMS 001 This is my jacket (remake)
bit.ly/TIMSremake
ベトジャンってご存知ですか?
「ベトジャン」とはベトナム戦争が終了し祖国へ帰還する兵士が記念として作って持ち帰ったジャケットのことなんですが、今でもその独特なデザインを好む人は多く、オリジナルの古着が高値で取引されていたり、ベトジャンのレプリカウェアやベトジャンをモチーフにしたウェアも人気が高かったりします。
僕もベトジャンのデザイン、特に胸に刺繍されている虎(虎以外のバージョンもあり)の刺繍の「下手さ」がなんともいえず好きなんですが、ある日ふと思いました。「これをウインドシェルに刺繍したらかっこいいんじゃないのか?」と。
発想はどんどん膨らんでいきます。「刺繍をするのは新品ではなく、ユーズドウェアにしよう。自分の使っていないウェアがあるし、モノとしてもその方が雰囲気がよい。販売するときもユーズドをベースにしたほうが方が価格が抑えられて、ウェアのリユースやリサイクル等にもつながるな。」
幸いアパレル関係の友人が実際にベトジャン系の刺繍のできる業者を紹介してくれたので、まずは早速作ってみることにしました。ただ、自分のウインドシェル1枚だけでは刺繍はしてもらえず最低枚数を集めないといけなかったので、製作に協力してくれる人を募って刺繍をしても良いユーズドのウインドシェルを集めました。
しばらくして上がってきた刺繍はとてもいい感じでした。何より集めたユーズドのジャケットたちに刺繍が加わることで新たな魅力が宿ったようで、サンプルに協力いただいた方も僕もその刺繍が加わったジャケットを再び頻繁に着るようになりました。
ウェアを持ち込んで刺繍を施すリメイクサービスへ
このときの「これまで使い込んできたウェアに新たな愛着が湧く」というのはなかなか良い体験で、単純にベトジャンっぽいウインドシェルを販売するだけではこの感覚は得られないなと思いました。
そこで、当初考えていた“ユーズドウェアを集めて刺繍を施して販売する”という考えを、“みんなにウェアを持ち込んでもらって刺繍をするリメイクサービス”に改めました。それが今回紹介するサービスです。
アウトドアウェアって、使い込んでいくと少しずつ機能が低下していきます。また、新製品を買った結果、機能は十分なのに使う頻度が落ちるウェアもあったりします。そうやってタンスの肥やしとなっているスポーツウェアに新たな魅力を追加してみませんか?
とても当たり前のことですが、刺繍をすることでスポーツウェアとしての機能は落ちます。レインウェアだったら防水機能は落ちるし、軽量ウェアがあんまり軽量じゃなくなる。ウインドシェルの胸のポケットの上に刺繍をしちゃったらパッカブルにもならないし、ブランドタグも隠れちゃってどこのウェアかなんてわからなくなっちゃう。でも、それと引き換えに自分だけのウエアが生まれ、またそのウェアを沢山着るようになったら(着る状況は自分でちゃんと考えてね)タンスの肥やしになってるより全然いいよね!っていうのがこのサービスのキモです。
余談ですが、リメイクしたウィンドシェルを着てると、大体「何そのウェア!?」って周りが聞いてきます。それに対して、「かっこいいでしょ、これが俺のスポーツウェアなんだよね!」ってレペゼンしてたスタンスが“This is my sportswear”ってブランドの始まりです。
作るにあたっては、約束事がいっぱいあってちょっとめんどくさいんですが、それでも自分だけのスポーツウェアを作りたいという方は是非チェックしてみてください。
This is my sportswear / リメイクサービス / TIMS 001 This is my jacket (remake)
bit.ly/TIMSremake
※期間限定、今回は2020/9/30までオーダーを受け付けています。ANSWER4 / Wind Shell Jacket (TIMS remake ver.)
bit.ly/A4remake
※Answer4の既製品ウインドシェルに刺繍を施した商品もXS1枚のみ在庫があります。