Wahoo(ワフー)という名前。なかなか聞き慣れない方も多いかもしれませんが、Zwift記事などでご紹介したスピードセンサーやスマートトレーナーをはじめ、サイクリングシーンを筆頭に、コンピューターやデバイスのエコシステムを構築してきたブランドなのです。
そのWahooがGPSサイクルコンピューターであるELEMNTシリーズで培われたテクノロジーを搭載した、ブランド初となるGPSスマートウォッチ、ELEMNT RIVAL(エレメントライバル)を発表しました。
ELEMNT RIVALの特徴のひとつとして挙げられるのはマルチスポーツに対応した独自のタッチレス・トランジション技術。スイムからライド、ランにかけて、時計に触れることなく、途切れることなく移行が可能なのです。
また、ELEMNT RIVALのマルチスポーツハンドオーバーモードはELEMNT GPSサイクリングコンピューターと連動し、トライアスロンなどのマルチスポーツの自転車セクションにおいて、時計からハンドルバーに取り付けられたサイクルコンピューターにレースデータが移行可能。これによりデータを常に確認しやすく、簡単に状況を理解し、アスリート自身がレースに集中できるようになります。特に固定ポジションで漕ぎ続けるトライスロンのバイクセクションではそのメリットは大きそうです。
ウォッチモードで14日間、GPSモードで24時間持続するバッテリー、気圧高度計、光学式心拍センサー、ライブトラッキングなどの機能が搭載されているので、トライアスロンだけでなく、ランニング、トレイルランニング、サイクリングやスイムまで幅広いスポーツアクティビティをサポートしてくれそうです。
Wahoo独自のアプリでデータを確認できるだけでなく、Stravaをはじめとするサードパーティーのプラットフォームにも自動的にアップロード可能。また、ANT+やBluetoothセンサーと接続したり、Wahoo KICKRスマートトレーナーをコントロールすることができるので、Zwiftユーザーからも注目を浴びそうです。
ありそうでなかったトライアスロン向けスマートウォッチ。つける時計を変えるだけで秒数を稼げるとしたら、選ばないテはありませんね。
Wahoo ELEMNT RIVAL 本体価格39,800円