Adidas(アディダス)が国内3店舗目となるフラッグシップストア〈ブランドセンター〉を原宿にオープンする。ブランドの代名詞とも言えるサステナビリティを前面に打ち出したストアを、オープン前に訪問した。
循環するシューズFuturecraftや、RUN FOR THE OCEANなど、ランニングブランドの中にあってサステナビリティへの取り組みを早くから続けてきたアディダス。2022年1月22日に原宿・神宮前交差点にオープンする〈アディダス ブランドセンター 原宿〉は、ブランドのサスティナビリティへの取り組みを体現する店舗となる。
サステナブルとスポーツに日々関心を持つonyourmark読者にとって、注目のポイントをいくつかご紹介しよう。
1F ランニング時の給水に ウォーターファウンテン
ウィメンズコレクションが並ぶ1Fの奥にずらりと並ぶウォーターボトル。ここでは給水サービスを行っており、マイボトルがあればいつでも水を汲むことができる。代々木公園に近く、ランニングの中継地点にもなる立地のため、ランナーにとっては嬉しいサービスだ。(※オープン以降しばらくは新型コロナウイルス感染拡大防止のためサービス休止)
2F 直営店として国内最大のアウトドアコーナー
昨今のアウトドアアクティビティの過熱ぶりを反映し、本店舗では直営店として国内最大のアウトドアアパレル&シューズをラインナップ。サスティナビリティにまつわるメッセージも、アウトドアアクティビティをしていると腑に落ちることも多い。その性能が高く評価されているAdidas TERREXのトレイルランニングギアの充実ぶりも嬉しいポイントだ。
B1F 他メーカーでもOK スニーカークリーニングサービス
国内店舗では初めて、スニーカーをクリーニングするSNEAKER SERVICEを展開する。3つのプランが用意され、最もお手軽なAプラン(EXPRESS CLEAN)は無料だというから驚きだ。蒸気や洗剤を用いたより本格的なクリーニングサービスも展開。愛着を持って履き続けたい一足の汚れに悩む方に朗報だ。スニーカーのブランドはアディダスでなくてもOKとのこと。
その他、随所にサステナブルなこだわりが
フロアの床材や壁だけでなく、什器類にも積極的に再生素材を使用している。SNEAKER SERVICEを行うB1Fには、サステナビリティの啓蒙を行うメッセージボードも展示。ブランドの姿勢と、自分たちに何ができるかを考えさせてくれる。
すでにブランドの直営店は「単なる物を売る場所」でなくなって久しいが、これまでサステナビリティを発信してきたアディダスにとって、これを前面に打ち出せるリアル店舗の存在は今後より大きなものになりそうだ。現在は社会的状況も鑑み、店舗でのイベントなどは予定していないとのことだが、ビッグブランドだからこそできるサステナビリティの情報発信ハブとしての役割をこのブランドセンターに期待したくなる。
オープンはこの週末1月22日(土)。感染症対策を万全にした上で、ブランドの世界観に触れてほしい。