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この季節になると、誰と、どこへ、何を、といったように、目的をはっきりと思い浮かべて、その日のための一着を探すことはないだろうか。普段に比べてゆっくりと時間を過ごせたり、なかなか会えなかった人と約束を取り付けたり。そんな場面に少しドレッシーで、遊び心のある〈CFCL〉の〈POTTERY DRESS〉は、今の気持ちを表現できる最適な一着になる。

壺のような丸みのあるシルエットから、POTTERY(陶器)の名がついた〈CFCL〉のアイコンシリーズだ。ボリュームのあるフレアスカートがたっぷりと丈をとって華やか。夜の時間の待ち合わせだったとしたら、パキッとしたオレンジの配色がきっと目を引くだろう。

かしこまり過ぎない印象は、ブランドの核となる3Dコンピューター・ニッティング技術により縫い上げられたニットが放つ。Tシャツのように気軽に洗うことができるし、シームレスな動きやすさを強みにして、日常のあらゆる場面での使用を推奨している。袖を通すと、立体的なフォルムは誇張せず、体にフィットする着心地のよさを実感するものの、やっぱり特別な感じがする。

〈CFCL〉の生産背景を知ると、環境への配慮に徹底していて、アパレルブランドとして国内初の〈B-Corp〉認証を取得したことに納得だ。3Dコンピューター・ニッティングの技術は裁断を必要としないのでゴミがほとんど出ないという。再生素材や認証素材を選ぶこともより環境負荷の低い生産方法の選択であり、さらには、温室効果ガス排出量(CO2e)を測定して、一着あたりの削減目標を各商品ページで公表している。これを0kgにするための計画は、ブランド全体の真摯な姿勢を表す「CONSCIOUSNESS」の一部となっている。

その中身には、〈CFCL〉の考える、現代における衣服の定義が示されている。

“環境負荷への意識や、ジェンダーギャップ、人種差別などへの関心が高まる昨今、ファッション分野でも生産背景が透明な衣服を求める声が大きくなっています。人々がまとう衣服は、時代を反映する鏡であり、自分自身を表現し、ときに思想を表明するツールでもあるのです。”

〈CFCL〉のブランド名は、「Clothing For Contemporary Life(現代生活のための衣服)」の頭文字をとっている。一般的にカジュアルウェアとして認知されてきたニットと、着心地の良さも求められるオケージョンスタイルが融合した〈POTTERY DRESS〉は、現代を生きる人への衣服なのだ。なんでもない日常も、特別な日も、このドレスをまとうことで自分を表現できるとすれば、汎用性にもうなづける。社会に起こるさまざまな事柄に意思を持って選びたい。そして、欲を言えばやはりこのスカートが映える場所で、時間をたくさん使って意見を交換しよう。

POTTERY DRESS 1 / CFCL
Color : Black-Orange
64,900円(税込)
問い合わせ:cfcl.jp