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今年春に台東区三筋にオープンした〈NOMURA SHOTEN〉は、編集部のあるオフィスと“ご近所さん”だ。仕事終わりに飲み行くと、気さくに話してくれるオーナーの野村空人さんは、気鋭のバーテンダー。代々木公園のカフェバー〈フグレントウキョウ〉でバーマネージャーを務め、日本橋兜町の〈青淵-Ao-〉をプロデュースするなど、数々の場で活躍している。

野村さん自身、初の取り組みとなるボトルドカクテルのプロジェクトは、バーテンダーとバーファンのためのwebマガジン「BAR TIMES」の第3弾として立ち上がった企画。彼とタッグを組んだのは、沖縄の泡盛の老舗蔵元〈瑞穂酒造〉の蒸留家、仲里彬さんだ。2人のコラボで誕生したORI-GIN A(B)VIATIONは、「アビエーション」という名のジンベースのカクテルをツイスト(伝統的なカクテルレシピにアレンジを加えること)したもの。野村さんも仲里さんも、アビエーション好きで、意気投合して作ったそうだ。アビエーション(航空機)という名の通り、沖縄の風をこのカクテルに乗せて届けたいという思いが込められている。

ベースとなるお酒は、今回のために限定復刻した瑞穂酒造のトロピカルフレーバー「MIZUHO170」。沖縄の桜の花から分離した酵母が仕込まれている。パイナップルのフレッシュな酸味、タンカンの軽やかな苦味が、沖縄らしさを表現するキーとなる存在。そこに沖縄由来のシークワーサーリーフやヒハツモドキ(島こしょう)、月桃リーフなどを含めた計10種類のボタニカルがブレンドされたクラフトジンだ。さっぱりとソーダ割りでいただくのがおすすめ。目を閉じて飲むと、ビーチの風を感じるだろうか。

ORI-GIN A(B)VIATION+
500ml
3,910円(税抜)
問い合わせ先:NOMURA SHOTEN
@nomura_shoten_tokyo