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世界的に有名な登山家でありトレイルランナーのキリアン・ジョルネが2022年に立ち上げたアウトドアギアブランド〈NNormal(ノーマル)〉から、新モデルのトレイルランニングシューズ〈Tomir 2.0(トミール2.0)〉が2024年4月18日に発売された。

〈Tomir 2.0(トミール2.0)〉は、昨シーズンデビューした〈Tomir 1.0〉の後継モデルで、発売以来寄せられたアスリートやトレイルランニングコミュニティからのフィードバックを基に、さらなる進化を遂げた一足だ。NNormalのCEOであるSito Luis Salas氏は、「私たちは、シューズに新しい機能性がある場合にのみ新製品を発売することを約束し続けます」と語り、コミュニティの声に真摯に耳を傾け、製品開発に活かす姿勢を強調している。

〈Tomir 2.0〉の主な特徴は、耐久性、安定性、クッション性の大幅な向上だ。長距離を走るランナーのために、ミッドソールには耐久性に優れた素材を採用し、アウトソールのジオメトリーも新設計。これにより、不規則な路面や過酷なコンディションでも、ランナーはより自信を持って走ることができる。

加えて、ミッドソールに内蔵された超臨界発泡フォーム〈EExpure〉により、〈Tomir 2.0〉は類い希なクッション性と反発性を実現。この革新的な素材のおかげで、シューズの大幅な軽量化にも成功しており、ランナーはより効率的で快適なランニングを楽しめるだろう。

NNormalのアスリートであり、超長距離レースで活躍するDakota Jonesは、「『Tomir 2.0』は、私がテストした中で最高のシューズです。ソフトで自然に前方向の推進力を得られるような感覚があり、長時間のランニングで快適に走るのに最適だと思います」と絶賛している。

製造背景の透明性を保ち、環境負荷を最小限に

NNormalのプロダクト作りにおいて重要視されているのは、社会と環境に対する責任だ。ブランド名の由来である〈No-Normal〉には、”普通でなく新たな道を切り開く”という意思が込められているという。製造背景の透明性を保ち、環境負荷を最小限に抑えるために多様な素材やデザインを探求し続けることは容易ではないが、キリアン・ジョルネとNNormalのチームは、その困難な道のりに真摯に向き合っている。

〈Tomir 2.0〉は、そうしたNNormalの理念と、トレイルランニングコミュニティからの声が融合した結晶と言えるだろう。ブランドとコミュニティが一体となって生み出した新モデルは、長距離ランナーにとって理想的な一足となることを目指している。ソールの改良により、より遠くまで、より快適に走れるようになった〈Tomir 2.0〉は、トレイルランニングの新たなスタンダードとなるかもしれない。

2024年4月18日の発売を皮切りに、〈Tomir 2.0〉」がトレイルランニングシーンに新しい風を吹き込んでくれることを期待しよう。価格は33,000円(税込)で、カラーはブラック、ベージュ、ホワイト、グリーンの4色展開。サイズはユニセックスで22.5cmから28.5cmまでをラインナップしており、NNormal Japan公式オンラインストアと一部の取扱店で購入可能だ。

Mt.FUJI 100 EXPOでお披露目

〈Tomir 2.0〉の発売に先駆け、2024年4月24日から26日まで、富士北麓公園で開催される「Mt.FUJI 100 EXPO」にNNormalのブースが出展される。会場では〈Tomir 2.0〉の試し履きができるほか、アパレルやアクセサリーなど、NNormalの製品ラインナップを幅広くチェックできるとのこと。トレイルランニングファンにとって見逃せない機会となりそうだ。