多くの芸術祭が新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止を余儀なくされる中、「三密」を避けながら、作品を五感でリアルに体感できる新しいスタイルの芸術祭「MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館」が開催されます。
奈良県の吉野町(よしのちょう)、天川村(てんかわむら)、曽爾村(そにむら)という3つの地域をそれぞれ3〜5時間ほどかけ、その場所の自然に包まれながらアート作品を鑑賞・体験するというもの。このエリアは険しい修験道の道として有名な大峯奥駈道、onyourmarkでも石川弘樹さんとのファストパッキング旅の舞台として紹介したこともあります。アートファンだけでなく、トレイルランナーやハイカーにもおすすめしたいイベントです。
世界遺産をはじめ、日本の始まりを象徴する風景歩くことができ、また、鑑賞するためには複数泊必要ということで、普段は意識しない自然や地域の人々との関わりによって関係人口(観光以上移住未満の地域に多様に関わる人々)を生み出すことを目的とした、関係人口創出型の芸術祭としても注目を集めそうです。
日頃からトレイルランニングやトレッキングを楽しんでいる方々にとってはトレイルでの新たな体験となるかもしれません。ぜひ、ご注目を。