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おいしく食べれて健康になれたら言うことはありません。

薬膳料理は、身体の不調を未然にふせいでくれて、回復を促すと言われています。我が家では体調が悪い時に、クコの実を漬けたクコ酒や、自前の薬膳シロップを飲んでいます。食事を通して、身体や心を整える有効な手段のひとつなんですね。

さて、おうちで山ごはんの第3回目は「玄米餅ときのこの薬膳スープ」。これは実際に冬山に登った時、冷え切って疲れた体が欲しがっていたもの。寒い冬でもほっこりと温まる、そんなスープになりました。

鶏がらスープと具材を煮込んで味付けするだけ。ナツメと八角が手に入らなければ、クコの実だけでも十分! 焼いて持って行くことで行動食にもなる玄米餅も、すりつぶして丸めて焼くだけ。こんなに簡単に薬膳スープが作れるんです。

日帰りハイクや小屋泊・テント泊で自炊を楽しみたい方、縦走などのシーンにおすすめです。少ない食材で手軽に作れるので、おうちでぜひ試してみてください。

<レシピ>

・きのこの薬膳スープ(2〜3名分)

鶏がらスープ 600ml
きのこ    200g
(しめじ・なめたけ・まいたけ・えのき等)
油揚げ(細切り) 1枚
長ネギ(スライス)  1本
ちんげん菜(一口大 1束
*クコの実   小1
*ナツメ    1個
*八角     1個
ナンプラー  小2
酒     小1
みりん   小1
塩     小1/4
万ねぎ   トッピング

① 鶏がらスープに*を入れて沸かす。
② その他の具材全て入れ、煮込む。
③ 調味料で味付けし、万ねぎを飾る。

・玄米餅

玄米  150g
片栗粉  大1
お湯   大1
刻みピーナッツ 小2
(白ゴマでもよい)
塩    少々

① 玄米をすりつぶす。
② ①に片栗粉、お湯を入れて、刻みピーナッツと塩を混ぜ込む。
③ 一口大に丸めて、ゴマ油で焼き色がつくまで焼く。
(食べる前に網などで焼き直すと香ばしい!)

監修  mayuko kudo
1981年宮崎県出身。2年間滞在したモンゴルから帰国後、自然を求めて山好きになる。昨年は山小屋で働き、北アルプスを歩きまわる。現在、Cafe & meal MUJI 南青山キッチンスタッフ。

(写真 工藤佑斗 / 文 mayuko kudo)

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