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心拍数をコントロールして脂肪燃焼!
新感覚のバイクエクササイズ「スピニング」

編集部女子が話題のトレーニングをレポートする今コーナー。第4回は、ジムのバイク・トレーニングをショーアップし、トレーナーのリードのもと、集団で漕ぎ続けるプログラム「スピニング」を体験してきました!

新感覚のバイクプログラムを専用スタジオで

まずはこちらの写真をご覧あれ。
LAで始まり全米でブームとなっている、固定式の専用バイクで行うバイクエクササイズ「スピニング」です。か~なり盛り上がってます。「フゥー!」「イェー!」ってな声があちこちから聞こえてきます(たぶん)。おそらく隣り合った者同士ハグ……いやハイファイブぐらいは確実にするでしょう。
島国日本で生まれ育った純粋ジャパニーズの自分が果たしてそんなテンションになれるのか……。
一抹の不安も抱えつつ、やってきたのは、TIP.X (ティップクロス)TOKYO。ここでは、アメリカ生まれの「スピニング」に、サイクリングコースの映像とテクノやトランスのBGM、そしてハートレート(心拍数)モニタリングシステムを機能追加したプログラムが開発され、専用スタジオも完備されているのです!

脂肪燃焼のポイントは“頑張りすぎない”

この「スピニング」TIP.Xバージョンの最大の特徴は、「心拍数」にアリ。胸の下に、心拍数を計る心拍ベルトを装着。前方に設置されたモニターには、常に参加者全員の心拍数と、それは各自の最大心拍数の何%にあたるのかが表示されます。
心拍数は、“今、自分がどれだけがんばっているか”が客観的にわかる値。
「酸素をしっかりとらえて脂肪を効果的に燃やしていくためには、頑張りすぎない(=心拍数を上げ過ぎない)ことが大事。心拍数をチェックして、自分で運動強度を正しくコントロールしていきます」とインストラクター伊藤さん。
つまり心拍数が上がりすぎた状態での運動は、心肺機能を強化するにはいいけれど、効率的な脂肪燃焼はできない。一定の心拍数を維持するために、ペダルの重さを変えながら、ベストな状態で脂肪を燃やしていくのです。

スタンディングクライムでテンション最高潮!

さぁ、音楽がガンガンかかり始め、まずは気持ちよくウォーミングアップから。
今回のクラス「エアロビックベース」では、有酸素運動の効果を高めるために、最大心拍数の50-65%を保つことが目標。体が少しあたたまる程度に漕いでいきます。ちなみに、上り坂をパワフルに登り、筋力と心肺機能を発達させる「ストレングス」(最大心拍数の75-85%)や、高心拍まで上げた心拍数を、しっかり下げて素早い回復能力の向上をはかる「インターバル」(最大心拍数の65-92%)などのクラスもあるので目的に合わせて選ぶことが可能!

曲がアップテンポになると、いよいよメインパートへ。ペダルの重さを少しつけて、上り坂へのチャレンジです。曲に合わせてどんどんテンションアップ!
「さぁポジションチェンジ!スタンディングクライム!」
威勢のいいイントラのかけ声で、お尻をシートから浮かせて、立ち漕ぎの姿勢に。「ビートに合わせて全身を大きく使いましょう!」ガンガン飛ばす音楽で体を少し左右に揺らせながらの坂登り。これが、た、楽しい~!!そう、まさに、隣の人とハイファイブのタイミングはここ!(たぶん)このスタンディングクライム、た~のしすぎる~

みるみる体重が落ちていく!?

その後数回のスタンディングクライムをはさみつつ、クールダウンとストレッチを経て約45分のプログラムが終了。
“頑張りすぎない”心地よい疲れと、映像や音楽による高揚感は、まさに新感覚のバイクエンターテイメント!今自分がどれだけ頑張っているかを数値で客観的に見ながら、それを調節しつつ動くという初めての体験でした。
「シンプルな動作なので誰でも汗をかけて、脂肪燃焼に効果的です」と伊藤さん。担当イントラたちもどんどん体重が落ちていくというからその効果は抜群。ひとりで自転車を漕ぐのは飽きてしまうけれど、盛り上がりながらシェイプアップできるのがイイ!
ウワサによると、やはりアメリカでは、イントラの「坂が見えてきたぞー!」といった想像力あふれまくるかけ声に対して、みんなでヒューヒュー言っちゃうとか言わないとか。次回こそは、ここ日本でも率先して「イェー!」などと叫びながらペダルを漕ぎ、さらに脂肪を燃やしてみたいと思います!

今回のメニュー
「スピニング」(1週目エアロビックベース)45分

TIP.X TOKYO(ティップ.クロス TOKYO )渋谷
最新のエクササイズやプロのアスリートが行うトレーニングを体験でき、日常生活で使えるファンクショナルなボディを手に入れられるメソッドを導入した効率的トレーニングスペース。パーソナルトレーニングスタジオなども完備。
プログラムや料金の詳細はホームページにて。
http://tip.x-tokyo.jp/

(イラスト 鈴木仁/文 飯島由美子)

【onyourmark あのトレーニングをやってみた アーカイブ】
♯01 フィリピン伝統武術カリ
♯02 マスターストレッチ
♯03 アフリカンダンス