うだるような暑さの中、昼間からビールを飲めたら最高なのに! なんて方、多いのでは?
ビールと言えばビール腹、太るイメージがありますが、そのイメージを覆すニュースがありました。
16世紀のドイツでは修道僧の断食期間中、「液体のパン」と呼ばれるドッペルボック・ビールを飲んで飢えをしのいでいたそうですが、米国アイオワ州の男性ウィルソンさんは、これを真似できるか、実験。なんと46日間ビールと水のみを摂取し続けた結果、10キロ以上痩せたとのこと。
その時の様子を本人が答えたインタビューを発見しました。
あくまでも極例ですが、興味深いことが起きたようです。
ーーなぜ、ビール・ダイエットを?
「ファスティング(絶食)について調べていたら、高いデトックス効果があると分かり、ぜひ試してみたいと思ったんだ」
ーーなぜドッペルボック・ビールを選んだんですか?
「あのビールは普通のビールに比べて、酵母やビタミンBが豊富で栄養価が高いから」
ーーどのようなサイクルで飲み続けたのでしょうか?
「平日は1日4杯、週末は5杯ほど飲んだ。子供を学校に送り届け、会社に8時に着いてビールを飲み、昼とおやつに1杯、帰ってから1杯というペースだね」
ーー体の拒否反応はなかった?
「信じられないだろうけど、一度も体調は崩さなかったんだよ。でも、脂肪が落ちて体重が減ると筋肉がたんぱく質源になって、その結果、肝臓が詰まって背中に痛みを感じるようにはなった。その詰まりをなくすために、水を多めに飲んだら治ったけど」
ーーこの経験から学んだことは?
「きちんと自分の体に耳を傾け、自分が何を欲しているかではなく、体が何を欲しているかを考えることが大事だということが分かったね」
ーー自身の経験から、ビール・ダイエットを人にも勧めますか?
「正直言って、お勧めしないよ。ビールだけで痩せるなんて聞こえはいいけど、アルコールしか摂取できないのは意外とストレスだし、体質にもよる。全ての人に合う方法ではないからね」
(Men's Health Newsより/リサーチ 中村麻里)