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前回の合掌するパリヴルッタ・パールシュヴァコナーサナ前編がマスターできたら、さらにハードルを上げてパリヴルッタ・パールシュヴァコナーサナの完成形に挑戦してみましょう。柔軟性、バランス、筋力が要求されるポーズですが、あくまでも呼吸優先で行うことを忘れずに。呼吸が浅くなったり一定でなくなったら、無理をせず合掌のポーズに戻りましょう。

前述したようにパリヴルッタは「ねじる」、パールシュヴァは「側面」、コナは「角度」の意。つまりねじりながら体側を強くストレッチするポーズです。

前回との違いは手のポジション。完成形では上体をねじりつつ、片手を体側の延長線上に伸ばします。ウッティタ・パールシュヴァコナーサナと同様、床についている手で前足をサポートしながら体の前面を開いていきます。後ろの足は鼠蹊部が心地よく伸びるところでキープ。足幅を広げすぎると股関節を痛めることがあるので注意しましょう。

・ 合掌したパリヴルッタ・パールシュヴァコナーサナから合掌を解き、合掌の下になっていた手を前膝の外側の床につき、しっかりプッシュ。このとき、肘と膝が互いに押し合うように。
・ 反対側の手は耳の後ろに伸ばし、掌を床に向ける。このとき手が上体にかぶらないように注意。
・ 前の膝は直角をキープ、膝頭が足首より前に出ないように。
・ 頭を回転させ、視線は天井へ。
・ 足を入れ替え、反対側も同様に行う。

息を吸うたびに背骨を長く、吐くたびにねじりはさらに深くなるよう、深い呼吸を繰り返します。

このポーズでバランスをキープするのはビギナーにとっては困難ですが、回数を重ねるごとにバランス感覚が向上していくのを実感できるでしょう。もちろん、達成感もひとしおです。

kazuya/柳本和也
Udaya yoga studio 主宰、suria アンバサダー。ライフワークであるサーフィンを通じて、バリ島にてヨガと出合う。帰国後、アシュタンガヨガの権威であるケン・ハラクマ氏に師事。2010年、インド・ゴアにてRolf & marciに師事。都内および神奈川県を中心にレッスンを行い、各種イベントやワークショップにも積極的に参加している。
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#04 下向きの犬のポーズ(アド・ムカ・シュヴァナーサナ)
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#06 ねじった三角のポーズ(パリヴルッタ・トリコナーサナ)
#07 側面を伸ばすポーズ
#08 フロント・ランジ
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#10 ねじって体側を伸ばすポーズ前編(パリヴルッタ・パールシュヴァコナーサナ前編)

(撮影 渡邊英守/文 倉石綾子)