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ランナーもサイクリストも、別のスポーツをどんどん楽しむようになっている!

Stravaユーザーが、ひとつのスポーツに留まらず他のスポーツも楽しむようになっていることも、データが明らかにしている。アップロードするアクティビティの95%以上がランニングないしサイクリングだけというアスリートは年々少なくなっている。ランナーは2015年には49.7%がランニングに集中していたところが、2019年には39.8%と10ポイント近く減少。サイクリストに至っては、2015年の67.9%から今年47.2%にまで減少している。

strava_yos2019
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そういえば、あのサイクリストの人、最近ではランニングもしているな、とか、あのランナーの人、トライスロンに出てたな、とかあなたの身の回りにも思い当たる人がいるのでは? 自分の得意な種目以外のスポーツを始めると、身体を別の角度から意識することになり、新しいチャレンジはメンタル的にもポジティブになれるもの。この流れはまだまだ加速しそうだ。

加熱するバーチャルサイクリングの世界

これまで、ターボローラーを用いた室内の自転車トレーニングは悪天候や冬場の副次的なトレーニングとして捉えられてきた。しかし、ZwiftやTrainerRoadのようなバーチャルライド・プラットフォームの伸長により、季節を問わず積極的に室内バーチャルトレーニングを選択するサイクリストが増えてきた。

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冬場(1月)を見てみると、2015-16年には5.5%だったバーチャルライドをアップロードするサイクリストの比率は、2018-19年には15.2%とおよそ3倍に。それ以上に注目なのは、夏場(7月)に0.2%だった比率が2018-19年には4.9%と24.5倍に。外で走れる夏場にも、バーチャルライドがトレーニングの選択肢に浮上していることがわかる。外を走るだけがバイクライドではない時代が、すでにやってきている。

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