日に日に寒くなるこの季節。鏡をふと見て見ると、なんだかいつもより老けて見えるような…?その原因は、もしかしたら目元にあるのかも。あなたも目の下にくま、できていませんか?
化粧品メーカーによる臨床実験で、27歳-60歳の5000人の女性の目元を1年間調査したところ、目の下の「目袋」の色が、寒い冬の時期に最もくすむことが分かったとのこと。くまや目元の腫れなど、目の周りのトラブルは冬場に激増。なかでも目のくまに悩む人は、夏場にはわずか38%だったのに対し、冬場には82%とかなりの上昇が見られたそうです。平均で、4.8歳も老けて見える、との結論に達したんだとか。
目元のくまは、薄い皮膚の表面の下にある小さな毛細血管の血行が悪くなることで起こります。この血液が酸化し始めると、それはあざに似た青黒い色に変わります。この黒ずんだ色が、薄い皮膚に透けて見えるのが「くま」の状態。肌が太陽の不足と日焼けのために、冬場により透明になるので、目の周りのくまは、冬に目立つようになるんだそうです。
アンチエイジングの専門家、Mark Binette博士は「ビタミンDとKの欠乏によって、目元のくまやむくみが引き起こされることも、科学的にも証明されつつある。特に疲労と免疫との関連性があることが分かってきた」と言います。
日光を浴びることで作られるビタミンDが、冬場には部屋にいることが多くなり、不足しがちになります。ビタミンDやKの欠乏により、疲労が蓄積すると目元の血行は悪化。更に、心のバランスを整えることで知られる、脳内の神経伝達物質のひとつ「セロトニン」の分泌量をも減少させてしまいます。セロトニンが不足すれば、気分も暗くストレスも溜まりがちになり、ますます目元の印象を暗くさせてしまうとのこと。
一度、くまやむくみができてしまうと、それを取り除くのはなかなか困難なよう。女性は近年、対処と回復のしやすくなってきた「しわ」よりも、目元のくまの影響を心配しているという調査もあるんだそうです。しわとりクリームよりも目元クリームの販売数も増えているんだとか。
目元クリームをたくさん塗るのもいいかもしれませんが、ここはonyourmarkユーザーのみなさん!冬場でも太陽を浴びてしっかりビタミンDを体内で生成し、適度な運動でセロトニンの分泌を高める、という体質改善で対応してみるのはいかがでしょう?健康な目元は、健康な体から。老け込まないためにも、外に出て体を動かしたいものですね。
(Telegraphより / リサーチ 佐藤美加)