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大量生産大量消費が嘆かれる昨今ですが、物事の本質に寄り添ってサスティナブルで健康的なライフスタイルを送ろうとする人々も急増しています。そんな人々にとっても、日々の身体をかたちづくる“食”は、大きな役割を担う重要なテーマ。身体に取り入れる命が食べ物になるまでの過程について、興味と想像力をもって食卓に向かうことは、自分の命に向き合うことでもあるはずです。

「自分の暮らしを自分で作る」べく、都会暮らしの平凡な20代女子が立ち上がった
都会に住む、平凡な20代女子だった畠山千春さんは、3.11をきっかけに大量生産大量消費の暮らしに危機感を感じ、「自分の暮らしを自分で作る」べく活動を開始。動物の解体から狩りに挑戦し、現在では解体ワークショップを通して、大人から子どもまで命と向き合う場を提供しています。そんな畠山さんが新米猟師になるまでの過程や自給自足の狩猟ライフ、シェアハウスでの暮らしなどを綴ったエッセイ『わたし、解体はじめました ─狩猟女子の暮らしづくり─』が3月31日に発売されました。

動物別の解体方法や狩猟・解体をはじめたい人のためのガイドなど、イラストや写真を交えてわかりやすく紹介しています。いのちが食べものになり、食卓に並ぶとはどういうことか、その問いに対する著者の真摯なメッセージが込められた一冊です。

特設ブースではイノシシ肉も販売。4月26日(土)トークショー開催!
また、本書の出版を記念して4月26日(土)原宿VACANTにて、著書畠山千春さんと編集者小久保よしのさんによる、トークイベントが開催されます。 本書に書ききれなかったことや、出版にあたっての苦労秘話などエピソード満載での対談になる模様。会場には、鶏の羽やシカの角を使ったアクセサリー、シカの皮を使ったアイテム、福岡県糸島産のイノシシ肉(持ち帰り用)の販売など、本書ならではの特別物販ブースも設置されるとのこと。

自分の身体や生活を形成している他の命についてじっくり見つめ考えてみる機会に、足を運んでみてはいかがでしょうか。

〈トークイベント詳細〉
日にち:4/26(土) 
時間:18:00〜(17:40受付開始予定)
場所:VACANT
参加費:
前売り1500円、当日2000円
※前売りの申し込みは4/25の24:00で締め切ります。それ以降は当日料金となりますのでご了承下さいませ。
インフォ:http://kokucheese.com/event/index/163250/

アクセス:
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前3-20-13
03-6459-2962
http://www.vacant.vc/

【当日スケジュール】
17:40 受付開始
18:00 イベントスタート
19:30 トーク終了
20:00 イベント終了

〈紹介書籍〉
「わたし、解体はじめました ─狩猟女子の暮らしづくり─」
そこにある「命」と向き合い、
悩み苦しみながらも成長を続ける
解体・狩猟女子の奮闘記

販売価格(税込): 1,620 円
https://www.sotokoto.net/ec/products/detail.php?product_id=348

著者
畠山千春 │ はたけやま・ちはる
新米猟師/ライター
1986年生まれ。3.11をきっかけに、大量生産大量消費の暮らしに危機感を感じ、自分の暮らしを自分で作るべく活動中。2011年から動物の解体を学び、今は鳥を絞めて食べるワークショップを開催している。2013年狩猟免許取得、皮なめし修行中。現在は食べもの、エネルギー、仕事を自分たちで作る糸島シェアハウスを運営。

編集者
小久保よしの │ こくぼ・よしの
フリーランス編集者・ライター。
学生時代にフリーペーパー「PICO」を創刊。大学卒業後、編集プロダクション勤務を経て、2003年よりフリーに。3.11後は、「福島」と「解体&狩猟(食べものの命)」を伝えるという2つのディープな軸で活動。現在、福島市役所が発行する小冊子『板木(バンギ)』のスタッフ・ライターをつとめている。2013年、三宅洋平氏の名言集『三宅洋平の言葉』(ブルーロータスパブリッシング)を担当。畠山千春の著書『わたし、解体はじめました』(木楽舎)では企画と編集を担当した。