(協力:ヘインズブランズ ジャパン株式会社、株式会社IMPRINT)
(写真 古谷勝 / 文 松田正臣)
目標に向かって仲間と共にトレーニングを積み重ね、互いの成長を楽しむ『TEAM CPFU』。今回はトライアスロン完走を目指し、スイム、バイク、ランと3種目をクリアするためのトレーニングに日々励んできました。onyourmark編集長・松田もこのチームに参加。代々木体育館のプールを貸し切ってのスイム練習では様々なドリルをこなしながら水に慣れ、大井埠頭では初めてクリート(ペダルとシューズを固定する部分)を付けて、クロスバイクとは違うロードバイクの操作性を習得しました。
こうした練習の総仕上げとして用意されていたのが、3種目を通して体験する館山合宿。ここでは初めてウェットスーツを着て海で泳ぐという大きな壁も課せられています。さあ、チームメンバーはこの関門を無事クリアできたのでしょうか。
ライバル心の芽生え チームらしさが生まれ始める
アクアラインを渡り、房総半島を南下すること1時間。菜の花の季節も終わろうとしている4月後半の館山の日差しは力強く、東京より一足早く初夏の気配を感じさせます。しかし心は不安でいっぱい。なぜならいかに温かいとは言え、今回の合宿には4月の冷たい海で泳ぐというミッションがあるから。昨年の企画『TRY WOMAN』でトライアスロンデビューした編集の久恒から「館山合宿の海は無茶苦茶冷たいですよ〜」と脅されていたのです。この陽気で少しでも水温が上がってくれることを祈りつつ、合宿地『ファミリーオ館山』に到着。
このホテルはトライアスロン合宿のメッカということもあり、『TEAM CPFU』以外にも合宿を張っているチームがちらほら。その雰囲気に触発されて一気にトライアスロンモードに。駐車場には既に自転車を組み立て始めているメンバーが多数。我チームにはトライアスロンショップ『Hi-RIDGE』のKCさんこと高嶺寛己さんも帯同し、メカニックとしてメンバーのマシンを調整してくれていました。
総監督の大西勇輝さんのリードで合宿の心構えを確認し、軽く体操をしたら、まずは40kmのバイクライドから合宿一日目がスタート。実はロードバイクに乗り始めてまだ最長20kmしか走ったことがないのです。本番と同じ40kmチャレンジ、いきなり不安です。
緊張の面持ちの編集長(中央)向かって左はトライアスリート俳優森渉さん。心強いチームメイト。
メンバーのひとりケイン・コスギさん。並外れた身体能力を持つケインさんも「ランは10km以上走ったこと一回しかなくて」とトライアスロン挑戦には初々しさも。
ミリタリーカラーとミニマムデザインが特徴の『CPFU®(CHAMPION PHISICAL FITNESS UNIFORM)』は、トレーニングやワークアウトとの新たな向き合い方を提案していくブランド。ライフスタイルの中で無理することなく着用できて、自然とモチベーションを高めてくれます。
バイクで大事なのがとにかく安全に走ること。前との車間や、前方の指示を後続に確実に伝えることなど集団ライドのコツをしっかり守って進みます。
館山のコースは信号もクルマの往来も少ないので、なるほどトライアスロン合宿にぴったりだなと納得。レベル別に3チームに別れ、自分が入ったチームで巡航速度は25km/hくらい。無理のないペースで距離に慣れていきます。ケイデンス(足の回転数)が一定になるよう意識して細かくギアを変えながら、効率の良い走りを身に着けました。ゴール間際になると先頭を引いていたKCさんがおもむろにスピードアップ、何人かのメンバーはそれに追いつこうとスパートの様相を呈します。この辺りはチーム練習の面白い所。なんとなくライバル心も芽生えて、良い刺激が入りました。
ブリックランの衝撃
バイクでゴールしたら、着いたメンバーから間髪を入れずにランニングに入ります。バイクからランへ続けることを『ブリックラン』と呼ぶそうですが、これがやったことがあるものでないとわからない不思議な感覚。
バイクで乳酸が溜まった脚は重く、思うように前へ進めません。脚というよりお腹の筋肉を使いながら全身で前へと進みます。まずはこの『ブリックラン』に慣れる練習ということもあって、1.5kmほどで終了。これを本番では10km続けるのかと思うとなかなか厳しいなと感じました。ここで一旦休憩を入れて、夕方のオーシャンスイムに備えます。
オーシャンスイムの洗礼を受ける
ゴボゴボというバブル音。ゴーグルを通して覗く水の中は薄暗く、フルスーツタイプのウェットスーツを着てはいるものの、丸出しの手と足はジンジンと痺れるように冷たい。そして何より、ブレスの時に口に入る海水の塩辛さ。そうしたものが一気に押し寄せ半ばパニック状態に。これが海で泳ぐということか。オーシャンスイム初体験はなかなかハードなものでした。
けれどしばらくして水に慣れてくると、あれあれ、ウェットスーツと塩分濃度のおかげで浮力が増し、何もしなくても浮いていられる。寒さに気を取られず冷静になれば、何もコワイことなどないのかも知れないと気づきました。そこで、ようやく普段のスイム練習の成果を海にぶっつけてみようという気になります。慌ててバタバタしていたストロークを落ち着けて、ひと掻きごとに身体を伸ばしてスイーッと。そうするとプールより身体が浮いてきれいなストリームラインになっていることもあって、思いがけない推進力が生まれます。
潮の流れや波のうねりを感じながらも、それに逆らわず身を委ねると、これはもしかしたらプールで泳ぐより楽なのかもしれないぞと思えるようになりました。周囲のメンバーを見渡してみても、冷たさになれたのか、身体が温まったのか妙にハイテンション。ひとまず本日の難関をなんとかクリアすることができました。
3種目を通して体験
一夜明け、館山の空は昨日に引き続き快晴。チームの親交を深めるべく、昨夜は少々飲みすぎて二日酔いのメンバーもいたものの、合宿二日目とあってチームの雰囲気も温まってきました。
そしてテンションを上げてくれるのが、昨夜配られたオリジナル・トライスーツ!益々、チームとしての一体感が生まれてきます。
スイム、バイク、ランと3種目を通して本番で着用する大事なウェア。モデルはなんと元世界水泳メダリストの細川大輔さん。TEAM CPFUのメンバーとして参加。
今日の課題は、スイム400m、バイク15km、ラン3kmと短い距離ながら3種目をタイムトライアル形式で体験すること。これまでバラバラに練習してきた成果を試す絶好の機会にワクワクします。
スイムは浜辺から100m先に浮かべた目印(流されないようにコーチがアンカー役。寒そう!)を目指し、これを2周します。沖に向かって左から右に潮の流れがあることを事前に通達され、できるだけ流されずまっすぐ目印まで進めるようアドバイスを受けました。
スタートの合図とともに、ビーチから走って海にエントリー。泳ぎ始めるタイミングが難しいですが、膝より深くなったらもう泳ぎ始めたほうがタイム的には有利です。潮の流れに注意しながら泳ぎ、時々ヘッドアップ(通常は横向きにブレスしますが、目印を見極めるために正面を向いてブレスすること)しながら、方向を定めます。けれど疲れてくるとこのヘッドアップがなかなか難しい。波もあるので、かなりしっかり首を上げないと目印を補足できません。結局、時々平泳ぎを交えながら方向調整。本番までにはこのあたりは習得しておきたい技術です。昨日の練習の成果もあり、距離も短いので落ち着いた気持ちでスイムアップできました。タイムは手元で8分42秒。真っ直ぐ進めなかったせいか、実際に泳いだ距離は419m。この結果を受けて、ホノルルの本番1500mの目標タイムを40分~45分に設定することにしました。
今回はスイムからバイクへのトランジションは端折って、いったん休憩。トライウェアやCPFUのトレーニングウェアに着替えて、スイムアップした順番でウェーブスタートです。バイクセクションに移ると、スイムアップの順位から多少の入れ替わりも生まれます。
チームメンバーの得手不得手があらわになり、それぞれ課題が見えてくる良い機会です。また、レース形式のため、自分と近い実力のメンバーも自ずと意識するように。こうしてお互い切磋琢磨できるのが、個人スポーツでありながらチームで練習する醍醐味でしょう。
バイクからランへはしっかりトランジションを行います。予め用意したランニングシューズにいかに素早く履き替えることができるか。実際にやってみると思ったよりもロスが多く、このトランジションもトライアスロンを制するためには、研究の余地がありそうだと感じました。
そして、昨日に引き続きバイクからのランニング。疲労が溜まっているせいか、昨日よりもキツイ!太ももの筋肉がぎゅっと凝固したようで動きません。筋疲労が激しいせいか、普段のランニングペースより30秒ほど遅いにも関わらず、心肺にも苦しさを感じます。うーん、こんなはずじゃないのに。3種目のうちでは最も得意なはずのランで思うように動けません。
けれど我慢して走っているとだんだんと筋肉が緩んでいくような感覚があります。だいたい1.5~2kmほど走ったあたりで、筋肉の緊張を感じることなく走れるようになってきました。大西コーチによるとこれは、トライアスロンでは正常な反応。だいたい走り初めの数キロは脚が動かなくて当たり前だそうです。だから走れなくても焦ることなく前へ進むことが肝心。とはいえ本番でも最初の数キロは時間的なロスが出ることも想定しておく必要がありそうです。
バイクとランニングは同じコースを2回ピストンするので折り返すたびにメンバーとスレ違います。そのたびに「ガンバ!」と声を掛け合って、自然とチームの一体感が生まれてくるのを感じました。
そして、ゴールではみんなでハイタッチ!ホノルルトライアスロン本番に向けて『TEAM CPFU』が本物のチームになった瞬間でした。
WHAT’S CPFU?
アーバントレーニング。 ただカラダを動かすだけでなく、カラダを内側からケアするマインドを持ち、ココロも整える。 フィジカルを鍛えることで、ライフスタイルへの活力をモチベートさせる。 自分自身のパフォーマンスが向上し、気持ちの充実を実感できる。
そんなアーバントレーニングのために生み出された、Championがリリースするアーバントレーニングユニフォーム。 それがCPFU®(CHAMPION PHISICAL FITNESS UNIFORM)。ニューヨーク州ロチェスターで1919年に誕生したスポーツアパレルブランドChampion。 チャンピオンは1987年、アメリカ軍の軍装品として厳しい採用基準である通称Mill Spec(ミルスペック)をクリアする。 その確かな信頼 性を証明した歴史的事実をコンセプトストーリーに持ち、ミニマムデザインと、必要な機能性を十分に備えたアーバントレーニングユニフォーム。それがCPFU®。コーディネートが楽しめてモチベーションがあがるのも商品の特徴。
充実したライフスタイルのために、CPFU®を身にまとう。トレーニングやワークアウトとの新しい向き合い方をCPFU®を通して提案していく。
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左上:87C JERSEY Tシャツ(C3-KS302) 右上:STRETCH TAFFETA ショートパンツ(C3-KS503) 左下:ウィメンズ MM JERSEY Tシャツ(CW-JS301) 右下:ウィメンズ STRETCH TAFFETA ショートパンツ(CW-KS502)