青葉の森、治山の森、台原森林公園など、市街地に森や里山が多数存在する、緑溢れる都市、仙台。そんな仙台のローカルトレイルを紹介してくれるのは、普段は会社員として働く傍ら、イラストレーター、ガレージブランド、RICALDO GENERAL STOREのデザイナーとしても活躍する佐々木寿江さん。この地のトレイルを走る魅力を自然体の言葉で語ってくれました。
都市部であることを忘れる大自然
「家から1kmちょっとの距離ということもあり、よく利用している水の森公園。住宅街に囲まれた場所にあり、1周約3.5km。各所に道票があって、コースがわかりやすく安心して走ることができます。
半分は整備されたコースで、半分は不整地の山道。平坦な東周遊コースと、起伏に富んだ西周遊コースに分かれていて、手軽にトレイルを楽しめます。水の森入口から入って、東周遊コース、キャンプ場に降りて西周遊コースを周るのが普段のお気に入りのルート。平日の朝か週末に走っています。
キャンプ場が併設されているので、仲間とキャンプをしながら周回することもあれば、夏の暑い日は走った後に公園入り口にある仙台市水の森プールでクールダウンすることもあります。
私にとってランニングはメンタルが整えられるものですが、自然を走るトレイルランニングの方がよりその感覚が強い気がします。ごく身近にそうした気持ちにさせてくれる環境があるのは何よりなこと。泥だらけになって遊んだり、非日常を味わえたりすることって、大人になればなるほど大切なことだと感じています」