イギリスで折りたたみバイクと言えばブロンプトン。1975年にプロトタイプが作られて86年に生産が始まって以来、小さな改良のみで変わらぬフレーム・デザインは、ロンドンズ・クラシックとして世界中で乗られています。
そのブロンプトンが電動モーター搭載した折りたたみ自転車を開発しているとのニュースが、様々なサイトで紹介されて話題となっています。現段階で明かされているのは、来年イギリスとドイツで販売が開始し、その翌年2013年にワールドワイドでの展開がスタートすることだけ。クラシック・モデルとテクノロジーがどう融合するのか、いまから楽しみです。
ちなみに、電動の折りたたみ自転車は様々なモデルが発売されています。
そのうちにいくつかを紹介します。
ロンドン同様、自転車乗りが多いニューヨークでは、折りたたみ、電動、キックスクーターのみを扱い、様々なカスタムバイクを制作・販売するNYCEWheelsにて、ブロンプトンのようなクラシック・フレームに電動モーターが搭載されたタイプを多く取り扱っています。そのリストはこちら。
また、21世紀的な最新技術で開発された次世代型モデルとして注目されるのがGocycle G2。
電動ギア、回転力を感知するペダル、リチウムバッテリー、複数ユーザーに対応した運転モードなど、未来的なデザインに匹敵するテクノロジーが詰め込まれた1台です。
一方、「世界で最もコンパクトな電動バイク」としてギネスブックにも認定されたYike Bikeは、その近未来的なデザインと合わせて話題となっています。
ただし、こちらはバイクと言っても、ペダルもチェーンもなく完全電動で動くため、自転車というよりスクーターと言うべきかもしれませんが……。
折りたたみバイクも電動の時代に。まさに21世紀ともいうべき状況がついに来たのですね。
(road.ccより/リサーチ 坂野晴彦)