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アディダス ジャパン株式会社が2024年6月1日に発売した新作ランニングシューズ〈ADIZERO SL 2〉。このシューズの魅力と、その効果を最大限に引き出すトレーニング法について、日本のトップランナー新谷仁美選手と〈TWOLAPS TRACK CLUB〉の和田俊明コーチが語った。

ADIZERO SL 2のアップデートポイント

アディダスが新たに発表した〈ADIZERO SL 2〉は、従来のモデル〈ADIZERO SL〉から大幅に刷新され、さらなる軽量性と安定性を兼ね備えた。このシューズの最大の特徴は、ミッドソールに採用された「LIGHTSTRIKE PRO」素材。つま先からかかとまでフルレングスで配置されたこの素材は、優れたクッション性と反発性を持ち、ランナーの足への負担を軽減してくれる。また、アッパーには「ENGINEERED MONO MESH」が使用され、足全体を柔らかく包み込むことで、高いフィット感とサポート性を実現している。アウトソールには耐久性に優れた「ADIWEAR RUBBER」が採用され、長い距離を踏むジョグシューズとしてのコストパフォーマンスにも優れる。

新谷選手の〈ADIZERO SL 2〉活用法

新谷選手は、基本的に早朝、午前、夕方の三部に分けてトレーニングを行っているそうだ。主に早朝は強度の高いポイント練習、朝食後にフィジカルトレーニングをして、夕方にジョグを行うというのが大体の内訳で、月間走行距離は800kmに及ぶそう。

「ジョギングは練習の7割から8割を占めています。ただ走るだけでなく、次のハードな練習に繋げるための質を重視しています」と特にジョギングの重要性を語った。

新谷選手にとってのジョギングの質とはリラックスしてテンポ良く走れるようにすること。
「〈ADIZERO SL 2〉は、特に反発性が以前よりも感じやすくなり、ジョグのペースが上がり、よりリズム良く走れるようになりました」

また、対応力が高いのも〈ADIZERO SL 2〉の特徴だという。例えば、ゆっくりとしたペースでのリカバリーランや、試合を想定したハードな練習でも、ミッドソールの反発力のおかげで〈ADIZERO SL 2〉はそのパフォーマンスを発揮する。

「ミッドソールの反発力のおかげで、ペースを上げても疲れにくく、長時間走り続けることができます」

400mインターバルで〈ADIZERO SL 2〉の反発力を体験

インタビューの後は、〈TWOLAPS TRACK CLUB〉の和田俊明コーチが主導してランニングの動き作りのドリルなどが行われた。

そして仕上げはちょっと変わった400mインターバル。1本めはマラソン・サブ4ペース、2本目はマラソン・サブ3ペース、3本目は新谷選手のマラソンペース、4本目はマラソン日本記録ペース、そして最後はマラソン世界記録ペースで走るというもの。最後のペースは世界記録2時間00分35秒だから、2分51秒/km、400mにすると68秒という超高速ペースだ。もちろん、参加者は自分が走れるペースまででドロップしてかまわない。筆者は4本目のマラソン日本記録ペースまで参加したが、トラックでも〈ADIZERO SL 2〉の反発力と安定性を感じられた。

アディダスの新作〈ADIZERO SL 2〉は、ランナーにとって日々のトレーニングを支えるベースとなるシューズだ。優れた軽量性と安定性を持ち、より速く、より快適に走ることを可能にする。ぜひ、実際に足を入れて、そのフィットを体感してみて欲しい。