突然ですが。
ツール・ド・フランスはご存知ですか?
現在フランスにて絶賛開催中のサイクルロードレースの最高峰。
その名のとおりフランスを一周するこのレースは、オリンピックとサッカーワールドカップに並び、世界の三大スポーツイベントとして数えられるほど。
ロードレースというマイナースポーツに身を置いていると、「ヨシダってツール・ド・フランスみたいなことやってるんだよね?」とか言われてしまうことがしばしば。
それは、自分のやっている競技があまりにマイナー過ぎて、ツール・ド・フランスという、ひとつの大会のほうが大元の競技名よりも有名だったりすることだと思うのです。
これって例えてみれば、サッカーをしていると言えば、「それってFIFAのワールドカップでやってるスポーツだよね?」とか、テニスやってるんだよねと言えば、「ウィンブルドンでやってる球を打ってるスポーツのこと?」と言われてしまう、そんな感じでしょうか。
サイクルロードレースだけは、「ああ、ロードレースだよね」と単純に言ってもらえず、「ツール・ド・フランスみたいな?もしくは競輪?」とか例え話や思い違いから逃れる事が出来ないのです。
「ツール・ド・フランスがメジャー過ぎるのか。サイクルロードレースがマイナー過ぎたのか。」
まぁ。確かに。自転車競技は非常に複雑です。
競技場を走ってみたり、人数が大勢だったり単独だったり、悪路を走ったと思えば、整地を走り、お次は自転車を担いでラン…。
そのすべてが自転車競技。単純ではありませんが、陸上競技や水泳と並べるとわかりやすいのではと思っています。
その自転車競技のなかでも最高峰のイベントがツール・ド・フランスというわけなのです。
さて。
ツール・ド・フランスに代表されるヨーロッパのプロのサイクルロードレースは現地時間のお昼過ぎから夕方前くらいにやっていることが多くて、日本時間ではちょうど夜。
日本にお住まいの方はおいしいお酒と食事をしながら観戦することができるというわけです。
さいきんでは、大画面で観戦できる飲食店やショップもあるので、ワイワイ観戦できてオススメです。
なかでも、西麻布にあるRapha Cycle Club Tokyo(〒106-0031 港区西麻布1-15-15 浅井ビル1F)ではツール・ド・フランスの期間中は深夜までライブ観戦が可能です。
わたしもしばしば観戦に行っています。大人数だとレースに集中できないのですが、大画面はいいですね。なにより楽しいです。
夜な夜な集う観戦マニアたちから聞こえてくる会話に耳をすませば、店を出る頃にはロードレースビギナーの方でも立派な自転車通になっていることでしょう。
そういうわけで。
ツール・ド・フランスはご存知ですか?
7月21日にフランスのシャンゼリゼ通りにゴールです。