メッセンジャーじゃなくても実家まで自転車で帰ってみたいっていう人は結構いる気がするんだけど、どうなんでしょうか?
とりあえず私はまだそれを実践したことがなかったので今回やってみた。
走行中iphoneに頼らないように、
距離と山(標高)とトンネルの有無(自転車が通れるかどうか)と大まかなルートを事前に調べる。
1番大事なのは、明るいうちに峠を越えられるように時間を設定すること。
持ち物はだいたいいつもと同じなんだけど、替えのチューブを多めに、あとはブレーキワイヤーのスペアを持っていく。
念のためレインウエアも。
20号は大きいトラックが通ると側溝の上を走るしかなくなってしまうので
ギリギリまでねばって仙川あたりで20号に乗ろうと思っていたのだが、
地理を知ってる都内だからと思って何の気無しに走っていたら、うっかり環八より手前で20号に乗っかってしまった。
側溝の上は最悪タイヤが挟まったり、滑ったり、パンクしたりするので避けたかったのに
ストレスを感じる区間が長くなってしまった…。
しかも20号でストレートにぐいぐい走っていたら国立インターで曲がりそこねてしまい、
矢川3丁目T字路で直角に曲がることになり余計な距離を走ることになってしまった…。
ルートがキレイにいかなかった時、メッセンジャー的にがっかり感がある。自分が悪いんだけど。
多摩川までくると20号の道幅も広くなって、交通量も少なく走りやすい。
高尾から登りが始まって気がつくと大垂水峠を登っていることになる。
木々に囲まれていると気温が低くて涼しいんだけど、延々登り。
まだ登るのかなあと飽きてきた時に下り始めた。覚悟してたより勾配はキツくなかった。
反対車線から登ってくる車がいるので、下りはスピードを出しすぎないように注意する。
1日だけだからと思ってたけど、このくらい長い下りの時は掌が痛くなるのでやっぱりグローヴがあったほうがいい。
あと、結構植物が道路まで伸びてきてるので、腕にあたって痛い。
一瞬だけしっかり見えた相模湖。
20号を走っていると相模湖では休憩できない。
トラックの人たちと同じように道路の幅が広いところで休憩。
自転車は、いつものFixed gear。ギア比は46:16。
一気食い。
トンネルの外側に、自転車や歩行者用(?)の絶景スポットがあるので安心して走行できる。
今回初めて存在知ったけど、日本三大奇矯の猿橋というところまで来た。
しっかり休憩をとると逆に疲れるので店に入るのは避けたかったが、さっきのバナナチップで食欲に火がついてしまった。
目の前の大黒屋に入る。
違法建築のような橋。独特もここまでくれば名橋に。
腕がシダ植物などで傷だらけ。アームウォーマーも必要だったか?
長距離なのでレーパンをパンツの下に履いてきたが、それ以外は完全に普段着で来た。
名物っぽかったので、馬肉立田揚げが付いてる忠治そばにしてみた。
さっきのそば屋から最後の難関「旧笹子峠」の手前まで地味な登りが続いて疲れた。
大月市は広かった。
やっぱり休憩がいけなかったかもしれない。
しかし1番恐れてた峠も意外に勾配がキツくなくて安心した。
峠の頂上にある歩道のない狭いトンネル。。。
しかし車は全部、自転車が通れない新笹子トンネルのほうに行ってるのでこの旧道には1台もいない。
そのためか野生動物が枝を踏む音や、なんかの動物の声などがしていて恐くて
常に全速力で下って逃げることを考えていたので、
登山と同じように鈴を付けて走ったほうがいいかもしれない。
明るいうちに峠を越えることができて安心。桃や葡萄畑が広がっていて、山梨に来たという感じがする。
麓に降りてきた!!!
下りが長かったので、山梨から東京に行くほうが大変かもしれない。
国道の横にゆるい車道があって、ドイツかどこかを走った時のことを思い出した。
国道は流れが速いが自転車道があるわけでもないので、こういう道路が付属してると精神的にすごく助かる。
笛吹川に長いサイクリングロードがあった。
こうして走ってみると山梨には走りやすい道が沢山ある。
車社会なので、あんまりスポーツタイプの自転車に乗ってる人を見かけないが
山梨でも自転車に乗る人が増えたらいいのになあと思った。