今年もやってきました。
Festive500。
ロンドン発のサイクルアパレルブランドのRaphaが企画するイベントのひとつで年末の24日〜31日の8日間に5ookmの距離を走破しようという野心的な企画です。
世界中のサイクリストたちがこの期間に5ookmの完走を目指して走る様は、ソーシャルメディア的な昨今の事象そのままなのですが、感動すら覚えてしまいます。
世界中のサイクリストたちなのでルートも時間も様々。
それを主にSTRAVAというSNSサイトで共有します。
サイクルコンピューターやスマートフォンでGPS付きのものがあれば走行記録をデータとして共有できて走行の証明になるのです。
晴れて達成したときのご褒美はオリジナルのワッペン。
もちろん、そのワッペンは買うことができる商品ではありません。
そこにプライスレスなリスペクトがあるのです。
去年からわたしもこのイベントに参加しました。
チーム員のみんなもRaphaに感化されている連中が多いのでみんなでゴールを目指します。
といっても、時間の都合もありますからお互いの達成率はまちまち。
なので最終日の大晦日には16okm超のロングコースでツーリングに出かけたわけですが、なんとなく距離が足りずに遠回り。
結局のところは185kmも走ってしまいました。
わたしはそれでギリギリの達成。
達成できなかったひとりはさらに夜中まで走り続けて1日に25okm以上を走り達成。
さらには夜の便で地元に帰ったもうひとりは帰った先の空港のまわりを周回して達成。
5ookmを走破すればいいので、家の回りを何百周も廻れば達成になります。
各人にドラマがあっておもしろいのですが、せっかく5ookmもまとめて走るわけなので印象的なドラマも欲しいと思うのはわたしだけではないはずです。
わたしの場合は去年は東西南北のコースを使い分けて一度も同じ景色を見る事無く5ookmを達成しました。
どういう手法で5ookmを走りきるのか。
そういったところにもサイクリストのセンスが問われるのではないかと思うのです。
Festive500。
5ookmを走ったさきに何があるのか?
それは、旅の目的地でしょうか。
それとも、トレーニングの目標か。
走った人だけにわかる感覚でしょう。
その感覚は通った道のりによって、人それぞれに変わるものだろうと思うのです。
そこにリスペクトがある。