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スプリングハズカム。

自転車に乗るには絶好の季節の到来です。

まるで日光浴が好きな北欧の人のように。

サイクリストたちは今までカラダを覆っていた分厚い防寒着を脱ぎ捨てて外に走り出すのです。

だって、そのほうが軽快に走れるんですもの。

そこで気になるのがスネ毛。

サイクリストのスネ毛にまつわる物語は以前書かせていただいたとおりですが、「スネ毛剃ってますか?」

夏のあいだはスッキリとスネ毛を処理しているサイクリストも、冬のあいだはボーボーの未処理がほとんどのはず。

一度長くなってしまったスネ毛は処理も大変。

できれば、暖かくなる前にこの面倒な作業を終えて。

つるつる素肌で外に滑り出したいわけです。

そうでなければ、暑いのにレッグカバーをした状態で見た目にも暑苦しい印象。

ですから、いつも以上に天気予報に気を配るサイクリストたち。

とくに気温のチェックに余念がありません。

だいたい18℃以上くらいになれば、レッグカバーをとって走ったほうが気持ちよい。

そんな一生懸命にスネ毛を処理しているサイクリストのとなりで。

スネ毛ボーボーのサイクリストとすれ違います。

ボーボーでふわふわした懐かしい感じ。

リアルレーサーとしてはNGな風情ですが、堂々としていれば様になるもの。

わたしの場合は堂々としていられないので剃りますが。

アメリカのCOOL TEAMであるTEAM WOOLY MONMOTHの中心人物であるUltla Romance氏あたりがスネ毛ボーボーで自転車にまたがっているのを見ると、趣味の感覚も360°まわって格好よく見えるものです。

剃り忘れか、それとも知らないのか、もしくはそういう流儀なのか。

男が何かをやるのであれば理由があったほうがいい。

理由が無くても許されるのはジェームス・ディーンだけ。

そういうスネ毛の葛藤を経て。

素肌はつるつるになるのです。

そこにリスペクトがある。