(写真 古谷 勝 / 文 小泉咲子)
「エレクトリックラン」は、“ランド”と呼ばれる光と音楽の演出が施されたスポットを、光るアイテムを身に付け走る体感型のナイトランイベント。アメリカで始まり、世界中でブームとなっている中、ついに日本初上陸!コンセプトは、“楽しむ、元気になる、ハッピーになる”。ということで、ひとりで近所を走る日々に孤独とマンネリを感じていたライター小泉がレポートします。
ペインティング&光るアイテム……思い思いのスタイルで参加!
イベントは7月11日と12日の二日間、稲毛海浜公園で行われました。参加したのは、初日。まずは、参加者たちをスナップとともに紹介します。
会場内には、New Balanceによる写真撮影やペイントのブースがあり、どちらも長蛇の列。私も、“NB”ロゴをやってもらいました。ちなみに人生初のフェイスペインティングです。
光と音楽の演出で盛り上がる5km!
19:30のスタートが近づくにつれ、スタート地点に、ボディペイントを施し、光るアイテムを持ちまくったランナーが集合。フルマラソンのスタート地点には、多少なりとも張り詰めた空気が漂うものですが、エレクトリックランのランナーは、とにかく笑顔!笑顔!笑顔!
高台からマッチョな白人男性が光るアイテムをガンガン投げ込むと、キャッチしようとする人たちの勢いに押し潰れそうになり、アラフォーランナーの私、当初は正直、気遅れしていました。「もうそんな年じゃないし……」と思った自分がいたことを告白しておきます。でも、楽しむのに年齢は関係なし!熱を帯びた若者たちに囲まれ、いつの間にやら大音量の音楽に合わせカラダを揺らし、拳を突き上げていました(笑)。
色とりどりの“ランド”を駆け巡るランニングコースを堪能
5kmの平坦なコースは、ビギナーにとってもハードルが低いはず。とは言え、ふだん走り慣れてない人にとっては5㎞を走り抜くのは大変です。でも、コースを走る間も、タイムは関係なく(そもそも計測なしです)、楽しむことが最優先!自分のペースに合わせて走れ、歩いたって全然OK。光と音楽で幻想的な演出のなされたランドでは、しばし足を止めてその雰囲気に浸ったり、写真を撮ってSNSに発信したり、これまで経験したラン大会とはまったく違った楽しみ方ができました。
ラン後の高揚感×DJでこの夜、最高の盛り上がり!
ゴール後は、スナップに協力してくれた人たちの多くが、ランよりも楽しみにしていたパーティ!走り終わった高揚感とDJによるパフォーマンスが相まって、とてつもない盛り上がり。またしても、アラフォー(←しつこい)としては、20代のノリに振り落とされそうになりました。会場のあちこちでは、フィニッシュ後に配られた水でウォーターシャワーが起こり、舞台からは光るアイテムもこれでもかと投げ込まれ、みんな跳ぶ!踊る!全身で光と音楽を感じていました。
パーティの途中は、New Balanceによる新アイテムの紹介が。『FRESH FOAM 980 REFRECT』は、ビギナー向けナイトラン専用シューズ。ミッドソールが光り、ファッションアイテムとしても注目です。
New Balanceの打ち出す、“RUNNOVATION(RUN+INNOVATION)”は、タイムやレースを目標にするだけでなく、楽しみながら、はしゃぎながら、誰かと走ってみることで、ランはもっと面白くなるというコンセプト。まさに、エレクトリックランの世界観です。光の演出やDJイベントと組み合わさることで、ランの新しい可能性を提示してくれたエレクトリックラン。ランの気持ちよさを知った参加者の中には、今日の5㎞が42.195㎞の始まりになる人もいるのでは。ランは自分との戦いだと思いこんでいた私にとっても、5000人もの人たちとハッピーな時間を共有できたことは新鮮な体験でした!
エレクトリックラン公式ページ:http://electricruninfo.jp