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(協力/ニュージーランド航空ニュージーランド政府観光局

スポーツフレンドリーな街クイーンズタウンのレース「ニュージーランド航空 クイーンズタウン国際マラソン」に参加した編集部員荒川。前回の記事はこちらから。疲弊した身体には、スポーツの街、クイーンズタウンならではのアクティビティでリカバリーです。

オーガニックレストランとヨガスタジオとホテルが併設されたハイブリッドな施設

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レース翌日の朝、ホテル”sherwood”へ向かいます。廃材などを用いてリノベーションされたこの施設は、内装も、窓から見える景色も温かみに溢れ、居心地のよい空間です。着いてすぐ、ウェルカムドリンクに、カカオやバナナ、チアシードなどが入った栄養満点のスムージーのサービス。軽く腹ごしらえを済ませると、いざ併設するヨガスタジオに移動です。

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筋肉痛や疲労が残っている間に、軽く身体を動かし、血流をよくすることが疲労回復への近道。そこで、アシュタンガヨガの講師であるkatieさんがレース直後の参加者のために、リカバリーメニューを組んでくれました。臀部→足裏→背中→脇腹などを重点的に動かし、関節回りを丁寧にほぐしていきます。穏やかな声色に、心身ともにリラックスします。あっという間の50分のレッスンが終わると、朝食を摂りにレストランへ移動しました。

無農薬の野菜や、生産者(地)がわかる食材で

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ここの敷地内には田畑があり、自家製野菜を中心に、生産者(地)がわかる食材を取り扱うようにしているそうです。基本的には白砂糖を使用せず、天然の甘みだけを生かしたフードが並びます。

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ココナッツクリームを載せた手作りグラノーラに、アーモンドミルクのカフェラテ、手作りのジャムなど……。日本でも”食”に関して、数年前から意識が高まっていますが、ここニュージーランドも、数年前、小児糖尿病が問題視されてから、意識を向ける人が増えたと言います。このレストランで料理のディレクターを担うAinsleyさんもそのひとりですが、彼女はもう一歩先に目を向けている感じがしました。

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「今の若い人は何が健康的か、そうでないのかが判断できなくなっています。健康意識が高まっているのはもちろんいいことだと思います。けれど、”オーガニック”や”ファットフリー”、”グルテンフリー”など、ラベルばかりにとらわれて、食べ物自体に意識が向いていない。食をスタイルにしてしまっている人も増えています。ベジタリアン、マクロビ、パレオと食のスタイルをもつことはいいことかもしれないけれど、そればかりにとらわれてもいけないと思うんです。生活の変化、自分の体調に応じて、食の内容を変えたっていい。柔軟性をもってきちんと”食べる”ことが大事だとおもっています」

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Sherwoodでは身体をほぐすだけでなく、食に対しての向き合い方を改めて見直せる機会を得ました。

Sherwood

554 Frankton Road, Queenstown
Ph: +64-3-450-1090
Email: hello@sherwoodqueenstown.nz
http://sherwoodqueenstown.nz/

リカバリーランならぬ、リカバリーサイクリングでリフレッシュ

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お腹もいっぱいになったところで、サイクリングへ。膝などの関節にあまり負担がかからないサイクリングはリカバリーにもぴったりです。アローリバー沿いにカワラウリバーとの合流点まで走ると、カワラウサスペンションブリッジが見えてきます。

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ヨガのストレッチのおかげか、筋肉痛はさほど感じず、ランニングのときよりもかなり気持ちよく急勾配を上がったり、下がったり。渓谷をつなぐ橋をいくつも通り、ところどころで休息をとっては川のせせらぎを聞いて歓談を楽しみます。あぁ! なんて景色はキラキラしているのでしょうか!! 

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山の一面にはタイムが咲き誇ります。試しに少し摘んで手でこすってみると、良い匂いが鼻にすーっと通ります。五感を解き放ち、眼精疲労も一気にとれてしまうのです。

aroundthebasin

Email: info@aroundthebasin.co.nz
Ph: +64-27-952-5801
http://www.aroundthebasin.co.nz/

発祥の地にて、バンジージャンプに誘われる

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コースの途中にて、ひと休み。なにやら大きな橋には人だかりが。そう、ここはバンジージャンプ発祥の地ニュージーランド。そしてこの橋が初バンジージャンプの地、なのだそうです。発祥の由来を聞いてみると、「元々は酪農家の暇つぶしで考えられたものなんだよ笑」なんて、おっしゃるではありませんか。日本ではバラエティ番組に引っ張りだこのアクティビティですよ! と言いかけたところ、
「荒川さんもぜひ! ここにきたら、やっていかないと、絶対後悔するよ!」と、無邪気な笑顔で誘われます。しかし、そのエキサイティング過ぎる酪農家の”遊び”に乗っかる勇気がどうしても湧き出ません。結果、子ども向けに開発されたKawarau Ziprideというものを体験することで落ち着きました。

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実際やってみると、すごく気持ちよくて、これだったら、バンジーもやっておくべきだったと後悔するのでありました。

AJ HACKTETT BUNGY NEW ZEALAND

バンジージャンプ体験NZ$195、ジップライド体験NZ$50~
※エリアによって値段は異なります。
bungycentre@bungy.co.nz
Ph: +64-800-286-4958
http://www.bungy.co.nz/

初心者でも楽しめる、手軽さがいいホースライディング

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走り(マラソン)、伸ばし(ヨガ)、漕ぎ(サイクリング)、そして飛ぶ(ジップライド)。
となると、足りていないのは動物とのふれ合いです。そこで、アクティブな旅の締めくくりに、乗馬にチャレンジしました。クイーンズタウンの市街にあるホテルから送迎車で向かいます。出発から20分くらい走ると、まるで「大草原の小さな家」を彷彿とさせる乗馬クラブに到着。さっそくパートナー(馬)をあてがわれます。私の相棒となってくれたのは、齢25歳のベテランホース。乗馬の経験は多少あったものの、ほぼ初心者の私でしたが、山を登っては平地を走るという約2時間のコースを堪能しました。

MOONLIGHT STABLES
乗馬体験(半日コース)NZ$120
Ph: +64-3-442-1229
stables@moonlightcountry.co.nz
www.moonlightstables.co.nz

街と自然とスポーツが調和する街クイーンズタウンは、身体を動かすことが好きな私にとって、ストレスフリーに過ごせる場所でした。今回はマラソンがメインの旅となりましたが、ハイクでも、スカイダイビングでも、釣りでも、自然を生かせばどこでもアクティビティを楽しめそうな場所です。ぜひ、自分ならではの旅のしおりを作ってみてはいかがでしょうか?